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ザ・1975のフロントマンであるマット・ヒーリーはここのところの物議を醸したコメントについて「傷つけてしまった」人々に謝罪している。

10月2日にロサンゼルスのハリウッド・ボウルで公演を行ったザ・1975のマット・ヒーリーは今後「もっとよりよいことをしていく」と誓っている。

「というのも、自分の行動の中には人を傷つけてしまったものもあった。そうした人たちに謝罪するよ。もっとよりよいことをしていって前に進んでいくことを誓うよ」とマット・ヒーリーは観客に語っている。「アーティストとして自分の行動がすべて文字通りに受け取られないような環境を作りたいと思っているんだ」

マット・ヒーリーは今年2月にポッドキャスト『アダム・フリードランド・ショウ』でした発言が物議を醸していた。「クィア・ベイティング」という批判を受けていたハリー・スタイルズについては「許されているんだろうね」と語っている。共同司会のニック・マレンはラッパーのアイス・スパイスの出自についてハワイアン、イヌイット、中国人の血は入っているのだろうかと述べ、これらの国や地域のアクセントを物真似していた。また、ポッドキャストにはドイツの強制収容所にいる架空の日本人看守の真似をして笑う場面も存在していた。

「別の部分で誇張した自分自身を演じていたようなところがあったんだ。印刷物であれ、ポッドキャストであれ、21世紀のロックスターの役割を演じようと見当違いの試みをしてきた。それで面倒なことになっていたんだ」とマット・ヒーリーは続けている。「何かのふりをすることでしか本当の自分が見つからないこともあるし、セラピーを受けるよりも注目を集めるために攻撃的な印象を与えることを好むとも言えるかもしれない」

先日、ザ・1975のマット・ヒーリーは現在のツアーが終わったらライヴを「無期限活動休止」とすると語っている。

マット・ヒーリーはカリフォルニア州サクラメントのゴールデン1・センターで行った公演の終盤で次のように語っている。「みんながここにいてくれることは素晴らしいことだよ。このツアーの後はライヴについては無期限活動休止にするつもりなんだよ。だから、今夜、みんなが僕らといることは素晴らしいんだ。本当にありがとう」

その後、マット・ヒーリーはライヴ活動を無期限休止すると発言したが、バンドが解散するわけではないとも述べている。「解散なんかをほのめかして、筋金入りのファンを怖がらせるつもりはなかったんだ」

「そんなことにはならないよ。心配しないで」とマット・ヒーリーは続けている。

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