ザ・ローリング・ストーンズのフロントマンであるミック・ジャガーは新たなインタヴューで「親しい友人」だったチャーリー・ワッツについて振り返っている。
『シリウスXM』に出演したミック・ジャガーは2021年に享年80歳で亡くなったチャーリー・ワッツについて語っている。
「19歳の頃から彼のことは知っていて、ずっとチャーリー・ワッツとは一緒につるんできた。彼は親友の一人だった」とミック・ジャガーは語っている。
「チャーリーと僕はバンドで演奏する以外にもたくさんの興味を共有していた。僕らは共にサッカーとクリケットが好きだった。チャーリーと僕で何度も一緒にクリケットに行ったんだ」
「チャーリー・ワッツはサッカーにとても詳しいんだ。子どもの頃からサッカーをやっていて、かなり上手かった。僕なんかよりもずっとね。チャーリーは美しいものが好きだった。彼はアンティークが好きで、家具も好きだった。だから、そういうことについて僕らはいろんな話をしてきたんだ」
先日、ザ・ローリング・ストーンズはニュー・アルバム『ハックニー・ダイアモンズ』に収録される2曲にチャーリー・ワッツが参加していることを明らかにしている。
ザ・ローリング・ストーンズは9月6日にハックニー・エンパイアで記者会見を行い、2005年発表の『ア・ビガー・バン』以来、18年ぶりとなるアルバムをリリースすることを発表して、リード・シングル“Angry”のミュージック・ビデオが初公開されている。
記者会見でミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ロニー・ウッドはチャーリー・ワッツが亡くなってからバンドが直面した変化についても語っている。
「チャーリーが亡くなってから、もちろん変わってしまったよ。彼はナンバー4だったからね。彼の奥さんがそこの上にいるんだけどさ。もちろん、彼のことは惜しまれるよ。すごくね」とキース・リチャーズは語っている。「でも、チャーリー・ワッツのおかげで、スティーヴ・ジョーダンがいる形になったんだ。彼に何かがあった時のためにチャーリーが推薦してくれたんだよ。『スティーヴ・ジョーダンが適任だ』ってね」
「ずっと前のことだけどね。それに彼は俺たちの友人でもあった。スティーヴとは仕事をしたこともあったから、自然な流れだったんだよ」とキース・リチャーズは続けている。「チャーリーの後ろ盾がなかったら、もっときつかっただろうね」
新作にチャーリー・ワッツが参加しているのかをジミー・ファロンに訊かれると、ミック・ジャガーは収録曲の多くが2022年の年末に書かれたものの、収録曲のうち2曲は2019年にレコーディングされ、チャーリー・ワッツが参加していることを明かしている。
「12曲が収録されるんだけど、大半はスティーヴ・ジョーダンなんだ。でも、2曲は2019年にチャーリー・ワッツとレコーディングしたものなんだ。チャーリー・ワッツとレコーディングした2曲を使うことにしたんだよ」
ロニー・ウッドはその2曲がアルバムに連続で収録される“Live By The Sword”と“Mess It Up”であることも明かしている。
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.