デクラン・マッケンナはサード・アルバム『ホワット・ハプンド・トゥ・ザ・ビーチ?』をリリースすることを発表して、ニュー・シングル“Nothing Works”が公開されている。
“Nothing Works”は7月にリリースされた“Sympathy”に続く新曲で、プレス・リリースでデクラン・マッケンナは次のように述べている。「“Nothing Works”は期待に縛られ、枠にはめられたようなフラストレーションから生まれたんだけど、幸せにあふれていて、核心には自分に対して嘘をつかないことを称えているんだ」
「この曲では自分自身の直感をないがしろにするようなアドバイスに従うという考えを嘲っているところがあったりする。規範や期待に合わせようとすると、何もうまくいかないように感じることがよくあるんだ。なぜなら、全員を満足させられないからね。人生のどんな局面でも自分の直感ややる気を信じれば、気持ちよく過ごすパラメーターはよりシンプルで、パワフルなものになるんだ」
“Nothing Works”の音源はこちらから。
ジャンルカ・ブチェラッティがプロデュースした『ホワット・ハプンド・トゥ・ザ・ビーチ?』は2020年発表の『ゼロス』に続くサード・アルバムで、「空間と雰囲気の両方を楽しめるアルバム」になっているとプレス・リリースでは評されている。
「シリアスになり過ぎると、曲が重くなり過ぎて、自分の得ようとしたもの、つまりは曲のアイディアが停滞してしまうんだ。曲は自分の聴いている音楽みたいなサウンドになっているよ」とデクラン・マッケンナは語っており、セイント・ヴィンセントとアンノウン・モータル・オーケストラを影響源として挙げている。
「すべての曲が歌詞として意見表明になっていたら、インパクトを失ってしまう。自分のそういう面を手放したいわけではないけど、ずっとそうしたスタイルでやっていきたいわけではない。心を開いて、荷を下ろすことができた。音楽を作るプレッシャーに対処して、人として成熟する手助けとなったよ」
『ホワット・ハプンド・トゥ・ザ・ビーチ?』は2024年2月9日に自身のレーベルからリリースされる。
「ここ数年、音楽を作ることを重荷に感じていたけど、心を開いて、あまり物事を気にしないようになりたかった。昔は自分にプレッシャーをかけていたけど、テンションを落として、楽しむ必要があったんだよ。音楽で自分の気持ちをこれからも語っていくけれど、前は会話のきっかけになれればと思っていたけど、今はもっとオープンになっていると思うんだよ」
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