デヴィッド・フィンチャー監督は新作『ザ・キラー』のサウンドトラックとしてザ・スミスの曲を使った理由について語っている。
新作『ザ・キラー』はアレクシス・ノランによるグラフィック・ノベルを原作として『セヴン』でも手を組んだアンドリュー・ケヴィン・ウォーカーが脚本を担当している。
作品のスコアはトレント・レズナーとアッティカス・ロスが担当しているが、デヴィッド・フィンチャー監督はヴェネツィア映画祭でザ・スミスを劇中で多用している理由について語っている。
「ザ・スミスはポスト・プロダクションで付け加えたものなんだ。というのも、“How Soon Is Now?”を使いたい自分がいて、特に不安を和らげるツールとして曲を使うというアイディアを気に入ったんだ」とデヴィッド・フィンチャー監督は語っている。「瞑想の音楽として気に入ったんだよ。面白いと思ったんだ」
デヴィッド・フィンチャー監督は次のように続けている。「ザ・スミスほど皮肉とウィットが同居する音楽のライブラリーを抱えるアーティストはいないと思う。そして、この人物がどんな人なのか、あんまりよく分からないだろ。このミックステープを通して面白いと思ってもらって、彼への入り口となればと思う」
デヴィッド・フィンチャー監督は『ソーシャル・ネットワーク』、『ドラゴン・タトゥーの女』、『ゴーン・ガール』、『Mank/マンク』でもトレント・レズナーとアッティカス・ロスとコラボレーションしている。
主演のマイケル・ファスベンダーは自動車レースに取り組んでいたため、『ザ・キラー』の役は2019年の『X-MEN:ダーク・フェニックス』以来となっている。マイケル・ファスベンダーはタイカ・ワイティティ監督の『ネクスト・ゴール・ウィンズ』にも出演することが決定している。
『ザ・キラー』は10月27日から一部劇場で公開された後、ネットフリックスで11月10日に世界配信されることが決定している。
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