ポール・マッカートニーはテレビ司会者のマイケル・パーキンソンに追悼の意を表して、「素晴らしい人物」にして「いい友人」だったと述べている。
テレビ司会者のマイケル・パーキンソンは短い闘病の末に「穏やかに自宅で亡くなった」ことが遺族によって発表されている。享年88歳だった。マイケル・パーキンソンのテレビにおけるキャリアは70年に及び、モハメド・アリ、エルトン・ジョン、マドンナといった大スターをゲストに迎えている。
マイケル・パーキンソンは名作『バンド・オン・ザ・ラン』のジャケットに脱獄囚の一員として登場しており、ポール・マッカートニーの個人的な友人でもある。
ポール・マッカートニーは現地時間8月19日にマイケル・パーキンソンについて次のようにツイートしている。「彼と彼のチームがキャヴァーン・クラブに僕らを観にきた時に、リヴァプールで始めてマイケル・パーキンソンに会ったんだ。彼はとても好感の持てる人で、そしてマイケル・パーキンソンの働いていたマンチェスターのグラナダで初のテレビ・パフォーマンスをやることになったんだ」
「月日が過ぎて、彼のことをもっとよく知るようになって、彼のトーク番組にも何度か出演させてもらった。彼は話すことが大好きで、いつも楽しかった。彼は“Band on the Run”という曲に登場する脱獄囚の1人として『バンド・オン・ザ・ラン』のアルバム・ジャケットにも登場しているんだ。彼はいろいろなことに詳しく、熱心なスポーツ愛好家でもあった」
ポール・マッカートニーは次のように続けている。「いい友人として個人的に彼のことが惜しまれるよ。家族や友人に愛を贈るよ。さよなら、マイケル。あなたは素晴らしい人物だった」
I first met Michael Parkinson in Liverpool when he and his team came to see us at the Cavern Club. He was a very likeable guy and we eventually did our first TV performances with Granada in Manchester, where Michael worked.
Through the years I got to know him more and more, and… pic.twitter.com/o0fMiXsWwN
— Paul McCartney (@PaulMcCartney) August 19, 2023
トーク番組『パーキンソン』の初回は1971年にBBCで放送され、最初のゲストとしてアメリカのジャズ・シンガーであるマリオン・モンゴメリーが出演している。番組は11年続いて、多数のゲストが出演している。
『パーキンソン』は1998年にBBCで復活して、マイケル・パーキンソンは2000人以上のゲストにインタヴューしたことが明らかになっている。
BBC会長のティム・デイヴィーはマイケル・パーキンソンについて次のように追悼の意を表している。「マイケルはテレビ番組の王様であり、その後のテレビ番組やテレビ司会者の在り方を決定づけることになりました」
「彼は20世紀の大スターにインタヴューをして、大衆を魅了する方法で行ってきました。マイケルは質問者として素晴らしかっただけでなく、素敵な聞き手でした」
「マイケルは本当に唯一無二で、途轍もない司会者にしてジャーナリストでした。彼は大いに惜しまれることになるでしょう」
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