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アディダスはカニエ・ウェストによるイージーの在庫の第一弾を販売して、4億3700万ドル(約620億円)の売り上げを上げたことが明らかになっている。

アディダスはイージーのブランドで長年提携してきたカニエ・ウェストによる一連の反ユダヤ主義的な発言を受けて、提携関係を解消している。

アディダスはイージーの在庫を販売して、収益を寄付することを先日発表していた。

今回、在庫販売の第一弾の売り上げをアディダスは発表しており、そこから1000万ドルを超える収益がカニエ・ウェストの発言に影響を受けた人々を支援する団体や慈善活動に寄付される。

寄付を受ける団体は名誉毀損防止同盟、ジョージ・フロイドの兄であるフィロニーズが設立したフィロニーズ&キータ・フロイド社会変革協会などとなっている。

今回の販売についてアディダスのCEOであるビョルン・ガルデンは次のように述べている。「処分して在庫償却するよりもずっといいことであり、これによって多額の寄付をすることができます」

ビョルン・ガルデンは今年5月の時点で北米での売り上げが20%の落ち込みを見せ、イージーを失ったことで、2023年第1四半期の売り上げは4億ユーロ(約580億円)減少したことも明らかにしていた。

カニエ・ウェストはロサンゼルスでアディダスが所有する建物の隣にイージーの事務所を開設したとも報じられている。

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