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ステレオフォニックスのフロントマンであるケリー・ジョーンズは上の階に住む隣人からトム・ジョーンズのアルバムの音量について苦情を受けたが、それが本物のトム・ジョーンズの歌声だった出来事を振り返っている。

ケリー・ジョーンズはゾーイ・ボールが司会を務める『BBCラジオ2・ブレックファスト・ショウ』に出演して、この逸話を語っている。

トム・ジョーンズはBBCの番組『ジュールズ倶楽部』に出演した後にケリー・ジョーンズが住んでいたフラットを訪れることになったとのことで、ステレオフォニックスの元ドラマーである今は亡きスチュアート・ケーブルと共に自宅で歌い出すことになったという。

「彼のことは1997年から知っているんだ。この間の週末も(ケリー・ジョーンズの新プロジェクトである)ファー・フロム・セインツとしてトム・ジョーンズとはライヴをやったんだけどね」とケリー・ジョーンズは語っている。

「昔、トム・ジョーンズはスチュアート・ケーブルと共に『ジュールズ倶楽部』に出演した後、僕のフラットに寄ってくれたことがあったんだ。それで飲み始めることになったんだけどさ」とケリー・ジョーンズは続けている。「上の階の人が降りてきて、僕らは歌ったりしていたから、ノックされて『明日、朝早くに約束があるんだ。トム・ジョーンズのアルバムの音量を下げてくれないか?』と言われてね」

「スチュアート・ケーブルがドアまで出てきて、『何か揉めてんのか?』と言ったら、『明日の朝があるから寝なきゃいけないんだよ。トム・ジョーンズのアルバムの音量を下げてくれないか?』ともう一度言われてね」と彼は語っている。「それで『トム・ジョーンズのアルバムはかけてないんだ。トム・ジョーンズがうちのキッチンで歌っているんだよ。見てみたらいい』と言って、トム・ジョーンズがキッチンで歌っているのを見たら、上の階の人は『分かったよ。君の言う通りだ。いい夜を』と言ったんだ」

ケリー・ジョーンズによる新プロジェクト、ファー・フロム・セインツはセルフタイトルのアルバムを今年6月にリリースしている。

一方、トム・ジョーンズはラグビーのウェールズ代表の試合で“Delilah”が歌うことが禁止されたことについて自身の見解を語っている。

今年2月、ウェールズのラグビー協会はトム・ジョーンズが1967年に発表したヒット曲“Delilah”がドメスティック・ヴァイオレンスを連想させるとのことで、プリンシパリティ・スタジアムで合唱隊によって歌うことはしないことを明らかにしている。

「僕らが“Delilah”を歌うのを止めることなんてできない。だって、想像できるかい? “Delilah”を歌ってほしくない奴なんてどこにいるんだ?」とトム・ジョーンズはカーディフ城の公演で語っている。「合唱隊が歌うのを止めさせることはできるかもしれないが、観客は止められないよ。歌い続けてくれ。僕も歌い続けていくから」

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