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スティーリー・ダンは1970年代前半に制作した幻のビールのCM曲の音源がオンラインにアップされている。

これはファースト・アルバム『キャント・バイ・ア・スリル』とセカンド・アルバム『エクスタシー』の間の8ヶ月の期間にレコーディングされたもので、ミルウォーキーのビール・メーカー、シュリッツのために制作されたものとなっている。しかし、スペイン語で「つかむ」ことを意味する「coger」という言葉が性的な意味もあることから、この音源はお蔵入りすることになったという。

オンラインにアップされた音源はこちらから。

今回、この音源はスティーリー・ダンのエンジニアを務めていたロジャー・ニコルズが保管していた過去の音源集から発見されたものだという。

スティーリー・ダンの結成メンバーであるウォルター・ベッカーは2017年9月に亡くなっている。

訃報を受けて、ドナルド・フェイゲンは「ウォルター・ベッカーは1967年にバード大学で学生として会った時から僕の友人であり、作曲のパートナーであり、バンドメイトだった。大学が寮として使っていたハドソン川近くの朽ち果てた古いマンション、ワード・メイナーのロビーの客間にあるアップライト・ピアノでバカげた小曲を書き始めたんだ」と述べている。「僕は、僕らで一緒に作った音楽をスティーリー・ダン・バンドと共にできるだけ長く、生き永らえさせていくつもりだよ」

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