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ロジャー・ウォーターズはかねてから言及してきたピンク・フロイドが1973年に発表した『狂気』を再解釈・再レコーディングした作品『ダーク・サイド・オブ・ザ・ムーン・リダックス』を10月6日にリリースすることを発表している。

『ダーク・サイド・オブ・ザ・ムーン・リダックス』は『狂気』のオリジナル・トラック10曲のそれぞれを再構築し、オリジナルと同様、シームレスに繋ぎ合わせて1つの壮大な楽曲を作り上げたのに加え、LP盤には最終トラックとして、再レコーディングにインスパイアされた13分のオリジナル曲がボーナスとして収録される。

作品のリリース発表に合わせて“Money”のリリック・ビデオが公開されている。

ロジャー・ウォーターズは『ダーク・サイド・オブ・ザ・ムーン・リダックス』について次のように語っている。「オリジナルの『狂気』は、ある意味、人間の現状に対する年長者の嘆きのように感じられる。しかし、曲を作ったとき、デヴィッド・ギルモア、リチャード・ライト、ニック・メイスン、そして私はとても若かった。だから、80歳の知恵が再解釈に何をもたらすかを考え始めたんだ」

「最初にガス・セイファートとショーン・エヴァンスに『狂気』の再レコーディングの話をしたとき、みんな私が狂っていると思った。でも、考えれば考えるほど、『肝心なのはそこじゃないよね』と思ったんだ。半世紀の時を超えて手を取り合い、堂々とオリジナルと並べることが出来る作品に仕上がったことを、私は非常に誇りに思っている」

LP盤のトラックリストとクレジットは以下の通り。

(SIDE ONE)
1. Speak to Me
2. Breathe
3. On the Run
4. Time
(SIDE TWO)
5. Great Gig in the Sky
6. Money
(SIDE THREE)
7. Us and Them
8. Any Colour You Like
9. Brain Damage
10. Eclipse
(SIDE FOUR)
11. Original Composition

Credits

Roger Waters: Vocals, Bass on Any Colour, VSC3
Gus Seyffert: Bass, Guitar, Percussion, Keys, Synth, Backing Vocals
Joey Waronker: Drums, Percussion
Jonathan Wilson: Guitars, Synth, Organ
Johnny Shepherd: Organ, Piano
Via Mardot: Theremin
Azniv Korkejian: Vocals
Gabe Noel: StringArrangements, Strings, Sarangi
Jon Carin: Keyboards, Lap Steel, Synth, Organ
Robert Walter: Piano on Great Gig
Produced by Gus Seyffert and Roger Waters
Art Direction and Design: Sean Evans
Photography: Kate Izor

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