Photo: Anton Corbijn

トム・ウェイツは80年代から90年代にかけてアイランド・レコードからリリースした5枚のアルバムが再発されることが発表されている。

この再発はトム・ウェイツ本人と妻のキャスリーン・ブレナンが監修したもので、1983年発表の『ソードフィッシュトロンボーン』、1985年発表の『レイン・ドッグ』、1987年発表の『フランクス・ワイルド・イヤーズ』、1992年発表の『ボーン・マシーン』、1993年発表の『ブラック・ライダー』が再発される。

プレス・リリースによれば、すべてのアルバムはトム・ウェイツのエンジニアを長年務めたカール・ダーフラーの指導の下、バーニー・グランドマン・マスタリングのクリス・ベルマンによってマスター・テープからマスタリングされている。

『ソードフィッシュトロンボーン』、『レイン・ドッグ』、『フランクス・ワイルド・イヤーズ』は9月1日に、『ボーン・マシーン』と『ブラック・ライダー』は10月6日にCDとLP(180gブラック・ヴァイナル、限定カラー・ヴァイナル)でリリースされる。

LPには各時代のトム・ウェイツの写真を使用した特製レーベルが付属し、アートワークとパッケージは、初回リリース以来廃盤となっていたオリジナルLPが再現されている。『ボーン・マシーン』と『ブラック・ライダー』はヨーロッパ以外では一度もレコード化されたことがなく、多くの国で初LP化となる。

先日、トム・ウェイツのエージェントはトム・ウェイツが曲作りを再開させたことを明かしている。

長年、アイルランドでトム・ウェイツのエージェントを務めてきたポール・チャールズは回想録『アドヴェンチャーズ・イン・ワンダーランド』で次のように述べている。

「トム・ウェイツはちょっとレコーディングを行った後、しばらくは映画の世界に気を取られていました。ニュースと言えるのはトム・ウェイツが曲作りを再開し始めたことです。私たちはもう一度アイルランドに来てくれることを願っています」

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