Photo: 2018 Oops Publishing, Limited Under exclusive license to Craft Recordings

エリック・クラプトンとジョージ・ハリスンの妻であるオリヴィア・ハリスンによって2002年に開催されたジョージ・ハリスン追悼コンサート『コンサート・フォー・ジョージ』が7月28日より日本で初めて劇場公開されるのにあたって、著名人からのコメント第2弾が公開されている。

コンサートは2001年11月29日に享年58歳で世を去ったジョージ・ハリスンの音楽と人生を称えるもので、ポール・マッカートニーリンゴ・スター、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ、ジェフ・リン、ジュールズ・ホランド、ビリー・プレストン、ラヴィシャンカールと娘のアヌーシュカ・シャカール、モンティ・パイソンのメンバーなどの豪華アーティストが共演を果たしている。

公開されたコメントは以下の通り(五十音順 敬称略)。

人はいなくなってしまっても、残したものはなくならない。
ジョージが作った音楽が、彼の友人たちによって愛を込めて再現されていく様を観ていると、彼の「不在」を感じるのではなく「存在」が浮かび上がってくる感覚になるから不思議。
見逃せない瞬間しか無い最高のコンサート、必見です。
オカモトコウキ(OKAMOTO’S)

音楽監督を務めたエリック・クラプトンからコンサートのプロデュースもしたレイ・クーパーまでステージに登場するメンバーは完全に“ミュージシャン名鑑”の趣き。でも、何故か“圧”のようなものが感じられず、みんなで純粋にジョージが遺した音楽を楽しみ、かつ慈しんでいるのが素晴らしいと思う。その仄々(ほのぼの)感こそがジョージの人柄。独特の味があるコンサート・フィルムだ。
立川直樹 (プロデューサー/ディレクター)

ポールに誘われてビートルズになり、グループ解散で1人の音楽家となりクラプトンと親交を深めたジョージ。ビートルズ時代の写真が大きく飾られる会場で、彼の仲間や生き写しのようなダニーが揺れ、香が炊かれる。ジョージがビートルだけで終わらなかった幸せと、ビートルで始まった幸せを両方感じられるライブ。微笑みながら少しだけ泣きましょう。
藤田朋子(俳優)

悲しみや慰めよりも、ジョージとそれぞれの出演者との友情を強く感じた。ポールとの、リンゴとの、そして「このコンサートをみんなに呼びかけたのは、自分のためだ」と素直な本音を明かすエリック・クラプトンとの友情。
「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」のエンディングでの、すべての心を注ぎ込んだギターソロを弾くエリック・クラプトンの瞳を見つめる息子のダーニ・ハリスンとジェフ・リンの表情が強く心に残った。
山崎洋一郎(ロッキング・オン編集長)

正直、出だしは地味です。でも、ジョージそのもののように、味わい深い映画です。
クラプトンとジョージの摩訶不思議な愛情が呼び寄せた、熱い人々。ジェフ・リン、トム・ペティ、ラビ・シャンカール、ビリー・プレストン、ビートルズのポールとリンゴ、そしてモンティ・パイソンの面々。まさに、これぞイギリス!!
深く貴重な感動が残って、きっとニ度見、三度見したくなることでしょう。
湯川れい子(音楽評論・作詞家)

「コンサート・フォー・ジョージ」は、ありとあらゆるトリビュート・コンサートの中でも、もっとも心のこもった、全員が一丸となった特別なイベントだと思う。
見どころは本当にたくさん。僕がサム・ブラウンをこのフィルムで知ったように、皆さんもアーティストとの初めての出会いがあるかもしれない。繰り返し見ているうちに気が付いたのは、ポールがやたらとクラプトンを意識しているところ。(ポールの目線!)もう気になって仕方がないみたいで、そんなポールが微笑ましい。それくらいこの日のクラプトンは頼れる中心人物であり、カッコいい。もちろんポールのスター性は言わずもがな。「Something」での、二人顔を見合わせながらハモる場面はハイライト中のハイライトだろう。
でも僕が一番好きなのは、最後に出演者全員がステージに集合し、ジョー・ブラウンがウクレレで「I`ll See You In My Dreams」を歌っている後ろで、クラプトンがジョージの息子ダニーの肩をそっと抱き寄せ、ダニーが頭をフッともたれるところ。このシーンにこのコンサートの全てが集約されている気がする。
みんなに愛を注いだジョージ・ハリスンへ送る、みんなからのジョージへの愛に包まれた空間を、皆さんもぜひ体験してみてください。
和田唱(TRICERATOPS)

日本版予告編はこちらから。

今回、ジョージ・ハリスンの生誕80年を記念して上映される『コンサート・フォー・ジョージ』は昨年、開催20周年を記念し、海外で上映された高音質リマスター版で、妻のオリヴィア・ハリスンと息子ダニー・ハリスンからのメッセージも新しく寄せられている。

上映の詳細は以下の通り。

作品名: 『コンサート・フォー・ジョージ』
上映時間: 約102分
監督:デヴィッド・リーランド
製作:レイ・クーパー、オリヴィア・ハリスン、ジョン・ケイメン
製作総指揮:オリヴィア・ハリスン、ブライアン・ロイランス
音楽監督:エリック・クラプトン
コンサート・オーディオ・プロデュース:ジェフ・リン
撮影監督:クリス・メンゲス
編集:クレア・ファーガソン
出演:エリック・クラプトン、ポール・マッカートニー、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ、ジェフ・リン、リンゴ・スター、ジョー・ブラウン、サム・ブラウン、ジュールズ・ホランド、ビリー・プレストン、レイ・クーパー、アヌーシュカ・シャンカール、ラヴィ・シャンカール、モンティ・パイソン with トム・ハンクス
制作年:2022年/制作国:アメリカ
(C) 2018 Oops Publishing, Limited Under exclusive license to Craft Recordings
7月28日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかにて公開

更なる詳細は以下のサイトで御確認ください。

https://www.culture-ville.jp/concertforgeorge

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