Photo: GETTY

リンゴ・スターポール・マッカートニーが語ったザ・ビートルズの新曲についてインタヴューで語っている。

先日、ポール・マッカートニーはザ・ビートルズの「最後」の楽曲においてAIを使っていることを発表している。「ザ・ビートルズの最後のレコードとなるものを作るにあたってジョンのデモがあったんだけど、人工知能を使ってジョンの声を純粋な形で取り出すことができたんだ。それを使うことで、普通に作業できることになったんだ。おかげで作れるようになったんだよ」

今回、『ヴァラエティ』誌のインタヴューを受けたリンゴ・スターはAIの使い方について改めて説明している。「AIが作っているわけじゃないんだ。何かに見せかけているわけでもない。本物のジョンの声があって、ポールの声とベースがあって、ジョージのリズム・ギターがあって、僕のドラムがある。新しく録ったのはポールのベースと僕のドラムだね。数ヶ月前にやったんだ。それがうまくいってね。美しい曲だよ。狂った部分も出てくるんだけど、それでもなお美しい曲なんだ。そして、僕らの最後の曲だよ」

この曲をリリースすることにした理由を訊かれると、リンゴ・スターは次のように冗談を飛ばしている。「僕には分からないよ。ポールが暇だったんじゃないかな」

リンゴ・スターは次のように続けている。「『僕らがやったこのトラックを知っている? それに取り組んでみたくないかい?』ってポールが言ったんだ。僕はドラムを叩いて、歌っているんだけど、感動的なんだよ。4人全員が参加しているからね。もう二度とないだろうね」

リンゴ・スターは7月7日の七夕に83歳の誕生日を迎えたが、活動のペースを落とすつもりはないという。「隠しようがないからね。僕の言っている意味分かるかな? だから、言っておかないといけない。今日で83歳になったんだ。そして、僕はこうしている。誇るようなことじゃない。ただ、これが僕の現在地ということだよ。あと、100年は生きられるんじゃないかって思っているんだ」

先日、ポール・マッカートニーはザ・ビートルズの「最後」の楽曲におけるAIの使い方について声明を発表している。

「このプロジェクトについては混乱と憶測もありました。多くの勘違いもあったようです。現段階ではあまり多くは語れませんが、はっきりさせておきたいのは人工的、もしくは合成的に作られたものは一切ありません。すべてリアルなもので、私たちが演奏しています。私たちは存在していた音源をきれいなものにしただけで、これはこれまでもやってきたことです」

広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ