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ポール・マッカートニーは3〜4時間のライヴを期待されることについてブルース・スプリングスティーンが「みんなの機会を台無しにした」と冗談を飛ばしている。

ポール・マッカートニーはロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリーで6月28日から展覧会「ポール・マッカートニー・フォトグラフス 1963-64:アイズ・オブ・ザ・ストーム」が開幕している。

コナン・オブライエンのポッドキャスト『ニーズ・ア・フレンド』に出演したポール・マッカートニーはザ・ビートルズの全盛期である60年代とは違って長時間のライヴを求められる今の風潮について語っている。

「最近はメインのアクトがいて、あとはウォーミング・アップのアクトがいるかもしれないという感じだよね」とポール・マッカートニーは語っている。

「60年代は出演者がたくさんいた。というのも、誰も長くやる人なんていなかったからね。今は3~4時間やるだろ。僕はブルース・スプリングスティーンのせいだと思うね。彼にもそう言ったことがあるんだ。『君のせいだよ』ってね」

ポール・マッカートニーは次のように続けている。「今じゃ1時間じゃ済まないだろ。僕らは30分しかやらなかった。ザ・ビートルズはそういうものだったんだ。30分やって、ギャラをもらっていたんだよ」

「なんでそんなに短ったのか考えてみたんだけど、出演者がたくさんいたんだ。当時はコメディアンだったとしてプロモーターからは『どれだけの長さでできる? 4分かい?』なんと言われていた」

「そうですと言ったら、コメディアンは4分間やっていた。それで僕らは『30分やったら、壮大じゃないかな』と考えた。おかしなことではなかったんだよ」

先日、ポール・マッカートニーは今年リリースを見込んでいるザ・ビートルズの「最後」の楽曲を人工知能のおかげで完成することができたと語っている。

ポール・マッカートニーはBBCラジオ4の『トゥデイ・プログラム』の新しいインタヴューで人工知能のおかげで昔のデモ音源からジョン・レノンのヴォーカルを「取り出す」ことができたとして、それで曲を完成することができたと語っている。

ポール・マッカートニーが完成させようとしている曲がどの曲であるのかは明確に言及されなかったものの、該当の楽曲はジョン・レノンが1978年に取り組んでいた“Now And Then”ではないかと見られている。

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