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モリッシーは訃報を受けてザ・スミスのベーシストであるアンディ・ルークに追悼の意を表している。

アンディ・ルークの訃報はバンドメイトだったジョニー・マーのソーシャル・メディアで発表されている。ジョニー・マーによれば、「膵臓ガンとの長い闘病」の末に亡くなったという。

ジョニー・マーは訃報を受けて「深い悲しみ」にあると述べて、次のように続けている。「アンディは彼を知る人からはやさしく美しい魂の持ち主として、音楽ファンからは最高の才能を持ったミュージシャンとして記憶されることになるでしょう」

一方、ザ・スミスのドラマーであるマイク・ジョイスはアンディ・ルークについて「有り難いことに一緒に演奏できたなかで最も才能のあったベース・プレイヤーだっただけでなく、これまで会った中でも最も素敵で、愉快な人でした」と述べている。

今回、モリッシーは自身のサイト「モリッシー・セントラル」で「ビーム・オブ・ライト」と題した文章で追悼の意を表している。

「自分にできる最も過激なことははっきりと話すことの時がある」とモリッシーは述べている。「誰かが亡くなった時、よくあるのがお世辞が出てくることだ。まるで死は利用されるべきかのように。自分はアンディについてそのような心構えはできていない」

「自分が望むのはアンディがどこに行こうとも彼が大丈夫であることだ。彼の音楽が聴かれている限り、彼が死ぬことはない。彼は自分の力を知らなかった。彼が演奏したものは他の人では演奏したものと違っていた。彼の素晴らしさというのはすさまじく、型破りなもので、そんなことが可能だということを証明してみせた」

モリッシーは次のように続けている。「彼はほんとうにものすごく愉快で、楽しい人物だった。ザ・スミスの後も断固としたアイデンティティを保ち、でっちあげた動きなどはしなかった。とどのつまり、私たちというのは自分が評価されたいと思うものだ。アンディはそんなことを案じなくてもよかった」

アンディ・ルークは1982年から1986年、そして1986年から1987年に再びザ・スミスのベーシストを務めていたことで知られている。アンディ・ルークは1984年発表の『ザ・スミス』、1985年発表の『ミート・イズ・マーダー』、1986年発表の『ザ・クイーン・イズ・デッド』、1987年発表の『ストレンジウェイズ、ヒア・ウイ・カム』という4枚のオリジナル・アルバムすべてに参加している。

ザ・スミスの解散後、アンディ・ルークとマイク・ジョイスはシネイド・オコナーのバンドも務めていた。また、2人は1989年にリリースされたモリッシーの2枚のシングル“Interesting Drug”と“The Last Of The Famous International Playboys”にも参加している。

訃報を受けて、元オアシスのポール・“ボーンヘッド”・アーサーズ、スウェードのマット・オズマン、ニュー・オーダーのトム・チャップマン、ザ・シャーラタンズのティム・バージェスらが追悼の意を表している。

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