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マドンナは第65回グラミー賞授賞式に出演したことで寄せられた批判に言及して、「45歳以上の女性を讃えることを拒否する世界」の証拠だと述べている。

マドンナは現地時間2月5日に開催されたグラミー賞授賞式でサム・スミスとキム・ペトラスによる“Unholy”のパフォーマンスの紹介役を務めている。サム・スミスとキム・ペトラスは“Unholy”で最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞を受賞しているが、マドンナは「雑音や疑念、批判を超えて」到達してみせたと賛辞を寄せている。

放送後、マドンナには容姿について厳しいコメントが数多く寄せられており、「誰だか分からなかった」という声や整形手術を指摘する声が上がっていた。現地時間2月8日、マドンナはそうした批判を受けてインスタグラムで次のように述べている。

「サム・スミスやキム・ペトラスといった恐れを知らないアーティストに感謝を伝えたスピーチで私の言ったことに注目するのではなくて、報道陣のフォトグラファーによる長いレンズのカメラで撮られた、顔をゆがめられたクローズアップの写真についてだけ多くの人が話をしている」

「私たちの暮らす世界に浸透している年齢差別と女性蔑視の視線にまた巻き込まれている。45歳以上の女性を讃えることを拒否する世界で、強い意志で懸命に冒険を続けている女性がいると、罰せねばならないと考えているのよ」とマドンナは続けている。

「これまで自分のしてきたクリエイティヴな選択や見た目や着た服で謝罪したことはないし、今後もそうするつもりはない。キャリアの最初からメディアには評判を傷つけられてきたが、それも試練だと理解しているし、先駆的なことをできるのが嬉しい」

マドンナはビヨンセの“Break My Soul”からの一節も引用している。投稿にはサム・スミス、ハニー・ディジョン、カーディ・Bらが登場する動画も添えられている。

ビヨンセは今回32回目のグラミー賞を受賞して、史上最多のグラミー受賞者となっている。ビヨンセは最優秀エレクトロニック/ダンス・レコーディング賞、最優秀エレクトロニック/ダンス・アルバム賞、最優秀リズム・アンド・ブルース楽曲賞、最優秀トラディショナルR&Bパフォーマンス賞を受賞している。

主要4部門は最優秀アルバム賞のハリー・スタイルズのほか、リゾの“About Damn Time”が最優秀レコード賞を、ボニー・レイットの“Just Like That”が最優秀楽曲賞を、サマラ・ジョイが最優秀新人賞を受賞している。

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