レッド・ホット・チリ・ペッパーズはニルヴァーナの“Smells Like Teen Spirit”をカヴァーしている。
現地時間10月29日にレッド・ホット・チリ・ペッパーズはシルヴァーレイク・コンサヴァトリー・オブ・ミュージックのためのチャリティ・コンサートを行っており、その中で初めてグランジの名曲をカヴァーしている。
アンソニー・キーディスはシャツを顔に被りながら最初のヴァースを歌い、ギタリストのジョン・フルシアンテがコーラスを歌っている。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズは1991年にニルヴァーナとツアーをしており、ベーシストのフリーは先日出演した『ハワード・スターン・ショウ』で次のように振り返っている。「彼らがいいバンドなのはもちろんだけど、ニルヴァーナについては重厚なマジックというのがあって、尊敬されるべき強力な存在という感じがあったんだ」
観客が撮影した映像はこちらから。
アンソニー・キーディスはカート・コバーンと一緒にいると「緊張した」と述べており、作品に「畏敬の念を抱いていた」し、カート・コバーンは「フロントマンであることについて話をするタイプではなく、シャイだけど、エネルギーに満ちた状態だった」からと語っている。
一方、デッド・ケネディーズやレッド・ホット・チリ・ペッパーズでドラマーを務めたD.H.ペリグロが亡くなっている。享年63歳だった。
本名をダレン・ヘンリーというD.H.ペリグロは1959年にミズーリ州セントルイスで生まれ、1981年に結成メンバーのテッド(ブルース・スレシンガー)に代わってデッド・ケネディーズに加入している。デッド・ケネディーズが1986年に解散した後、D.H.ペリグロはジャック・アイアンズに代わって短期間レッド・ホット・チリ・ペッパーズに加入している。しかし、アルコールにまつわる問題で1年を待たずに解雇されている。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーは追悼の意を表して次のようにツイートしている。「D.H.ペリグロよ、永遠に。最高に愉快で、やさしく、ロックな人だった。親愛なるブラザーよ、一緒にいた時間に感謝している。永遠にあなたのことが大好きだよ」
レッド・ホット・チリ・ペッパーズは2022年2枚目となるアルバム『リターン・オブ・ザ・ドリーム・カンティーン』をリリースしている。
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