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メタリカのギタリストで、ホラー愛好家としても知られるカーク・ハメットは架空の日記で構成された物語にサウンドトラックを付けた新しいプロジェクトを開始することを発表している。

カーク・ハメットは道路を車で走る映像とアコースティック・ギターを爪弾く音楽を組み合わせた映像をTikTokで公開している。ソーシャル・メディアではカーク・ハメット・ホラーズ・レディットへのリンクも添えられており、そこには『アイ・ハヴ・トゥ・ゲット・リッド・オブ・ディス・ギター・アイ・ファウンド(原題)』という物語の第一章が掲載されている。

この音源についてカーク・ハメットは物語を読んでいる時にループするための音楽として制作したものだと説明している。

@kirkhammett READ part one now ! #whereiswills #nosleep #nosleepreddit #rnosleep #ihavetogetridofthisguitarifound ♬ original sound – Kirkhammett

「クロスロード・マジック・ブルース」と題された第一章はアビゲイル・フォートという登場人物が亡くなった兄のウィリアム・“ウィルス”・フォートが残した日記とカセットテープを見つけたと語るところから始まっている。

「カセットテープに残された音源が邪悪なエネルギーへと向かっているように思ったので、音楽への理解が深い友人へと送り、その友人はテープをギタリストのカーク・ハメットに送ることになりました」とアビゲイル・フォートは語っている。「カセットテープの音をそのまま公開することはできないのですが、それを音楽にしたものは公開できると私たちは判断しました」

彼女は次のように続けている。「カーク・ハメットはオリジナルの音源を傷つけないまま、カセットテープの複雑ではない部分を音楽に変えることに同意してくれました。それぞれのパートを読んでいる時に聴くことができるループは日記の内容に適したムードを生み出してくれるものです」

「この音源を聴く前にセージを燃やしたり、祈りを唱える、守護印を描くなど、予防策を取ることをお勧めします。これから聴くことになるのは不思議なカセットテープに録音された呪われたメロディーから影響を受けたフレーズやモチーフです」

カーク・ハメットはホラー作品の大ファンであることを公言しており、2012年にはホラーにまつわる品々をまとめたコーヒーテーブル・ブック『トゥー・マッチ・ホラー・ビジネス』を刊行している。

カーク・ハメットは今年4月にエンニオ・モリコーネやホラー映画の影響も受けているソロ・デビューEP『ポータルズ』をリリースしている。

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