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マドンナは新たなインタヴューで自身の音源の権利を所有する重要性について語り、膨大なカタログの権利を売却するつもりはないと語っている。

『ヴァラエティ』誌のインタヴューでマドンナは長年のマネージャーであるガイ・オセアリーが長大なディスコグラフィーの権利を売却することはないと発言したことを裏付けている。

ジャスティン・ティンバーレイク、スティング、ザ・ストロークスのジュリアン・カサブランカス、デヴィッド・ボウイの遺産管理団体が行ったように権利を売却することを考えないのかと訊かれたマドンナは率直に次のように答えている。「だって、私の曲だからね。権利を所有していることがすべてでしょ? だから、ガイ・オセアリーは猿を売っているのよ」

ガイ・オセアリーは猿のアイコンをNFTにした「ボアード・エイプ・ヨット・クラブ」の代理人を務めており、最後の発言はそれに言及したものと見られている。

マドンナは依然としてカタログの所有権を保持しているものの、昨年、ワーナー・ミュージック・グループとの新たな出版契約を結んでいる。マドンナはワーナー・ミュージック・グループを「素晴らしいパートナー」だと評して、旧作がどのような形で再発されるのかについてエグゼクティヴとしての発言権を持つことが明らかになっている。

マドンナは自身の音源の権利を所有し続けるのに関連して、「女性蔑視的な男」が伝記映画の実権を握るのを阻止するために自分で製作することにしたとも語っている。

「私は桁外れの人生を送ってきた。だから、桁外れの映画を作らなければならない。そして、この映画は先制攻撃でもある。というのも、多くの人が私に関する映画を作ろうとしていたから。そのほとんどは女性蔑視的な男だった。だから、最初の一歩を踏み出すことにした。『私以外、私の物語を語ることはできない』と言ったの」

また、マドンナは1973年の「ロー対ウェイド」事件における判例が覆されたことを受けて「深い絶望」に陥ったと見解を述べている。

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