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プリンスは『パープル・レイン』のアルバム・ジャケットを3Dで再現した体感型の展覧会が開催されることが決定している。

米『ローリング・ストーン』誌によれば、「プリンス:ジ・イマーシヴ・エクスペリエンス」と題された展覧会はイリノイ州シカゴのノース・ブリッジ商業区で6月9日から10月9日まで開催される。

プリンスの遺産管理団体の協力の下、スーパーフライによって制作された展覧会はプリンスの様々な時期とクリエイティヴ面での進化を振り返る「プリンスの人生と音楽を巡るインタラクティヴな旅」と評されている。

ある展示室では通算6作目のアルバム『パープル・レイン』のアルバム・ジャケットの世界を再現される。「『パープル・レイン』のアルバム・ジャケットの世界に踏み入れることができるのです」とスーパーフライの創業者であるケリー・ブラックは米『ローリング・ストーン』誌に語っている。

「バイクに跨って写真を撮ることもできます。ストリートの街並みもすべて作り込んでいます。(ライヴハウスとして有名な)ファースト・アヴェニューや商店などもあるのです」

展覧会ではプリンスが1990年以降、音楽制作を行ったペイズリー・パークのスタジオAも再現される。「そこではプロデューサーとなって、“Let’s Go Crazy”をミックスすることもできるのです」

プリンスの照明を手掛けたロイ・ベネットもAVダンス・スペースでコラボレーションを行っている。また、プリンスのオリジナルの衣装、楽器、レプリカ、様々な写真も展示される。

プリンスの遺産管理団体とスーパーフライは「プリンス:ジ・イマーシヴ・エクスペリエンス」にここ数年にわたって取り組んできたという。

「プリンスの遺産管理団体は私たちをプリンスの世界に迎え入れてくれました」とケリー・ブラックは語っている。「彼らはたくさんの重要な人物と会わせてくれて、それによって本物のものを作ることができたのです」

ボナルー・フェスティバルやアウトサイド・ランズ・フェスティバルを手掛けるスーパーフライは『フレンズ』や『ジ・オフィス』といった人気ドラマを体験型イベントにする事業も行っている。

一方、プリンスの遺産管理団体は「パープル・レイン・コンコルド」を販売するオハイオ州のワイナリーと法廷闘争を行っている。

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