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アーケイド・ファイアのウィル・バトラーは約20年の活動を経てバンドを脱退したことを発表している。

アーケイド・ファイアはウィル・バトラーの兄であるウィン・バトラーによって2001年に結成され、デビュー・アルバム『フューネラル』のリリースに先立って2004年にウィル・バトラーは加入している。アーケイド・ファイアは先週通算6作目となる『WE(ウィ)』をリリースすることを発表しており、新曲“The Lightning I, II”が公開されているが、ウィル・バトラーは参加していない。

ウィル・バトラーは一連のツイートで昨年末にバンドを脱退したことを明かしており、「新しいことを始める時」としながらもバンドはなお「友人であり、家族なんだ」と述べている。

ウィル・バトラーは次のように述べている。「やあ、友よ。僕はアーケイド・ファイアを脱退していたんだ。ニュー・アルバムが完成した後、昨年末に脱退したんだよ。特に理由はないけど、約20年間にわたって自分も変わったし、バンドも変わった。新しいことを始める時なんだ」

ウィル・バトラーは2020年発表の『ジェネレーションズ』に続くソロ・アルバムに取り組み始めたことも明かしている。

「アーケイド・ファイアのライヴに来てくれた人々、僕らのアルバムを買ってくれた人、僕らの音楽を愛してくれた人全員に感謝するよ。みなさんの人生の一部になれたことは大きなことでした。長年にわたって僕らのヴィジョンを実現するのを手助けしてくれたクルー、スタッフ、マネージメント、レーベルの人々、バンド、アーティストにも感謝したい」

「バンドは今なお友人であり、家族なんだ。これからもよろしく。またね」

通算6作目となるアルバム『WE(ウィ)』はコロンビア・レコーズから5月6日にリリースされる予定で、レディオヘッドとの仕事で知られるナイジェル・ゴッドリッチとウィン・バトラー、レジーヌ・シャサーニュのプロデュースとなっている。

ウィン・バトラーは新作について「おそらくこれまでで最も長く中断することなく作曲に時間を割いた」作品だと語っている。

「40分の完結な叙事詩」と評された本作には7曲が収録され、「愛する人から引き離そうとする力についての作品で、それを克服しなければいけない差し迫った必要性から生まれた」とプレス・リリースには書かれている。

「『WE(ウィ)』は2つにはっきりと分かれた7曲を通して暗闇から光へと弧を描くカタルシスを感じる旅となっています。『I(私)』というサイドは孤独の恐怖と寂しさと繋がっており、『WE(私たち)』というサイドは再び繋がることの力と喜びを表現しています」

リリースの詳細は以下の通り。

アーケイド・ファイア

WE|ウィ 
5月6日(金)配信・輸入盤にて全世界発売予定 
5月11日(水)日本盤発売予定:SICP-6463 2800円(税抜き/完全生産限定盤) 
“I”(アイ) 
Age of Anxiety I | エイジ・オブ・アンザエティI) 
Age of Anxiety II (Rabbit Hole) |  エイジ・オブ・アンザエティII 
End of the Empire I-IV | エンド・オブ・ジ・エンパイア I-IV 
 
“WE”(ウィ) 
The Lightning I, II|ザ・ライトニング I、II 
Unconditional I (Lookout Kid)|アンコンディショナルI(ルックアウト・キッド) 
Unconditional II (Race and Religion) | アンコンディショナルII(レース・アンド・レリジョン) 
WE |ウィ 

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