ザ・ローリング・ストーンズのギタリストであるキース・リチャーズは1990年の活動停止はバンドを続けるために必要なものだったと語っている。
ザ・ローリング・ストーンズは「スティール・ホイールズ/アーバン・ジャングル」ツアーを終えた後、活動を休止しており、キース・リチャーズは1992年のソロ・セカンド・アルバム『メイン・オフェンダー~主犯~』をリリースしている。
『メイン・オフェンダー~主犯~』がリリースから30周年を迎えているが、キース・リチャーズは「不思議な時期」を振り返り、活動休止は必要なものだったと語っている。
アップル・ミュージックのゼイン・ロウにキース・リチャーズは「あれは不思議な時期だった」と語っている。
「今、振り返ると、活動休止は不可欠だった。復帰してからは長年やってきた以上の強靭さを感じたよ」
キース・リチャーズはエクスペンシヴ・ワイノーズのライヴでフロントマンを務めたことでミック・ジャガーが感じているプレッシャーについて気付かされたと説明している。
「エクスペンシヴ・ワイノーズをやることでフロントマンをやることについて、さらに学ぶことになったよね」
「言い換えれば、ミックの役割について多くを知った上でザ・ローリング・ストーンズに戻ることになったんだ。驚くほど違っていて、みんなそれには気付いていたよね」
キース・リチャーズはエクスペンシヴ・ワイノーズでライヴをやることで「引き締められた」と続けている。
「(エクスペンシヴ・ワイノーズの時は)ノンストップだった。ザ・ローリング・ストーンズでは余裕があるけど、エクスペンシヴ・ワイノーズでは歌ってギターも弾かなきゃならないからね。あれは引き締められたね」
「いろんなことを知ったし、ザ・ローリング・ストーンズに戻ったときにはよりタイトになっていたんだ」
一方、キース・リチャーズはザ・ローリング・ストーンズの音楽出版権を売る予定はないと語っている。
ボブ・ディラン、スティーヴィー・ニックス、ブルース・スプリングスティーンといった大御所アーティストは近年、音楽出版権を売却して多額の売り上げを上げている。
CBSの『ディス・モーニング』に対してキース・リチャーズは次のように語っている。「真剣なレベルでミック・ジャガーと話をしてはいないけど、カタログを売るつもりがあるかどうかは分からないね」
「もう少し時間をかけたり、他のものを入れ込むかもしれないね。カタログを売ることで唯一言えるのは、歳を取った証拠だということだよ」
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