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ジミ・ヘンドリックスは55年前のライヴで2人のファンのために破られた手書きの歌詞がついに揃ったことが明らかになっている。

1967年2月20日にジミ・ヘンドリックスは出演できなかったチャック・ベリーに代わってイギリスのバス・パヴィリオンでライヴを行っている。

『ガーディアン』紙によれば、ライヴの前に15歳と16歳の女性がサインをもらうために楽屋口で待っていたとのことで、ジミ・ヘンドリックスは真っ白な紙がなかったため、ノートからページを破り取って、それを半分に破って、2人のファンにそれぞれサインをしている。

匿名を希望する2人の女性はサインの裏に“51st Wedding Anniversary”という曲の歌詞が書かれていることを発見しており、最終的にこの曲は“51st Anniversary”というタイトルでコンサートの数週間後に“Purple Haze”のB面としてリリースされている。バンドメイトのミッチ・ミッチェル、ノエル・レディングも両方にサインを書いている。

コンサート後、2人は友人として疎遠になってしまったが、2人ともサイン入りの手書きの歌詞を保管し続けていた。

2人の再会への道は2021年から始まっており、女性の1人はロック鑑定企業のトラックス・リミテッドに鑑定を依頼している。

トラックス・リミテッドは女性にもう1人の女性を探すように勧め、見事にその行方を突き止めたことで、2人は両方の紙を売りに出しており、すべてが揃った手書きの歌詞とサインは10000ポンド以上の値をつけると見られている。

今回の貴重な発見についてトラックス・リミテッドのオーナーであるポール・ウェインは次のように述べている。「ジミ・ヘンドリックスの手書きの原稿は極めて少なく、ジミ・ヘンドリックスとエクスペリエンスの2人のメンバーがサインしたものはさらに貴重です」

先日、ジミ・ヘンドリックスの遺産管理団体はジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのメンバーだったミッチ・ミッチェルとノエル・レディングの相続者が著作権で訴訟を起こす権利はないとして訴えている。

ジミ・ヘンドリックスの遺産管理団体とソニー・ミュージック・エンタテインメントの弁護士であるドロシー・ウェバーはニューヨーク州地方裁判所に訴状を提出している。

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