Photo: Adrian Boot
スーサイドはキャリアをまとめたコレクションが初めてリリースされることが決定している。
『サレンダー』と題されたコレクションは3月25日にリリースしている。
16曲が収録されたコレクションはマーティン・レヴと今は亡きアラン・ヴェガが制作した未発表の音源も収録される。
未発表音源は“Girl (Unreleased Version)”、“Frankie Teardrop (First Version)”の2曲で、ダグラス・ハートが監督した映像と共に“Frankie Teardrop (First Version)”の音源が公開されている。公開されたバージョンには別の歌詞が使われている。
50年に及ぶキャリアへの導入として意図されたこの新たなコレクションについてファンにして友人のヘンリー・ロリンズは次のように述べている。「今回、曲をまとめたのは知っておかなければならないベスト盤とか決定盤とか、そういうものじゃないんだ」
ライナーノーツを執筆したヘンリー・ロリンズは次のように続けている。「アルバムを掘り下げる導入となってくれればと思うよ」
アラン・ヴェガは2016年に享年78歳で亡くなっている。
ソーシャル・メディアでは追悼の声が寄せられており、ビリー・アイドルは「アラン・ヴェガの80年代初めのソロ・ライヴに行った時に、彼が自身の“Je T’adore”（スペル合ってるかな？）を俺とペリ・リスターに歌ってくれたのを覚えている」とツイートしていた。
レーベル「ベラ・ユニオン」のトップで、元コクトー・ツインズのサイモン・レイモンドは「安らかに、アラン・ヴェガ。あなたの音楽は非常に僕の人生と共にあったものでした。僕の最も古い親友であるスタンと僕は、最初期からあなたのことが大好きでした。アルバム『コリジョン・ドライヴ』は本当に素晴らしいです」とツイートしている。
アラン・ヴェガは1970年にマーティン・レヴと出会い、スーサイドを結成している。1977年にセルフ・タイトルのアルバムをリリースしており、25年をかけて全5枚のアルバムをリリースしている。
アラン・ヴェガは挑戦的なパフォーマンスで知られ、バイクのチェーンを振り回していたことで知られている。彼のパフォーマンスはイギー＆ザ・ストゥージズの影響を受けている。
ジーザス＆メリー・チェイン、ブルース・スプリングスティーン、サーストン・ムーア、ニュー・オーダー、スティーヴ・アルビニ、サヴェージズ、クラクソンズ、LCDサウンドシステム、M.I.A.もアラン・ヴェガやスーサイドからの影響を公言している。
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