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ニルヴァーナは『ネヴァーマインド』のアルバム・ジャケットの赤ん坊による訴訟について公式のコメントを発表している。

30歳のスペンサー・エルデンはスイミングプールで1ドル札をつかもうとする乳児の時の写真についてニルヴァーナを訴えている。彼は「商業的な子どもに対する性的搾取」と児童ポルノによって「生涯に及ぶ損害」を受けたと主張している。

ニルヴァーナの代理人は今回、反論の声明を出しており、時効であり、「深刻なものではない」と述べている。こうした訴訟は自分がアルバム・ジャケットに使われていることを知ってから10年以内に適用されるものであり、彼がこの10年でそれを知ったという説を否定している。

「しかし、『ネヴァーマインド』のアルバム・ジャケットの写真は1991年に撮影されたものです」と声明には記されている。「1992年には世界的に有名になっていました。スペンサー・エルデンが主張しているように2011年のずっと前から彼は写真の存在を知っており、赤ん坊が自分であることを知っていました。『違反』や『傷害』と言われる両方のことを彼は何十年も知っていたのです」

続けてスペンサー・エルデンはアルバム・ジャケットを受け入れていると思われる場面も挙げている。「スペンサー・エルデンは自称『ニルヴァーナ・ベイビー』としてその名声から30年間、利益を得ていました」とニルヴァーナの代理人は述べている。スペンサー・エルデンが一度ならずアルバム・ジャケットの写真を再現して、胸に「ネヴァーマインド」のタトゥーを入れていることも指摘されている。

写真が児童ポルノに相当するという主張についてもニルヴァーナは「深刻ではない」と述べている。「写真、ないしはスペンサー・エルデン自身の主張(言うまでもなく、スペンサー・エルデンの主張によれば、何百万人のアメリカ人の家にはあの写真が存在しており、彼らは児童ポルノの所持で重罪になる)を少し調べれば明らかになるでしょう」

11月、スペンサー・エルデンは訴訟の修正案を提出しており、彼が『プレイボーイ』の創始者のヒュー・ヘフナーの格好をした写真も撮影されたことが指摘されている。修正案ではカート・コバーンの日記に「性的なアルバム・ジャケットに精液がかけられたスケッチ」があるとも指摘されており、元ドラマーのチャド・チャニングは被告から削除されている。

スペンサー・エルデンは損害賠償に加えて今後のリリースでは別の画像にすることも望んでいる。「30周年の再発があるのなら、彼は世界中に自分の性器が見られるようなことにはしたくないのです」と弁護士のマギー・メイビーは述べている。30周年盤はオリジナルのアルバムを使って11月にリリースされている。

法律の専門家たちはニルヴァーナの『ネヴァーマインド』のアルバム・ジャケットの赤ん坊であるスペンサー・エルデンによる裁判について棄却されるだろうと語っていた。アーリー・サリヴァン法律事務所でエンタテインメント訴訟を担当するブライアン・サリヴァンは裁判を「バカげた」ものだと評し、書類による合意がないとしてもスペンサー・エルデンの主張は弱いとしている。

「プライバシーの権利についても両親が撮影を許可したという行動によって放棄したものとみなされます」

エンタテインメント業界の弁護士であるアンドリュー・ブレットラーは知名度が大きな鍵になるとしている。「この裁判をダメにしてしまったと思うのは彼はインタヴューを受けており、アルバム・ジャケットを再現していたりすることです」

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