ブルース・スプリングスティーンはマスター音源の権利と楽曲の出版権を合わせてソニーに5億ドル(約550億円)で売却したと報じられている。
米『ビルボード』誌によれば、今回の売却には20枚のスタジオ・アルバム、300以上の楽曲、7枚のEP、23枚のライヴ・アルバムが含まれているという。
ブルース・スプリングスティーンはソニー・ミュージック・エンタテインメント傘下のコロンビア・レコーズから1973年発表の『アズベリー・パークからの挨拶』から2020年発表の『レター・トゥ・ユー』まで全アルバムをリリースしている。
しかし、ブルース・スプリングスティーンは過去のカタログの権利をソニー・ミュージックに売却する交渉をしていると報じられていた。その際は出版の権利と音源の権利を3億5000万ドルで売却しようとしているとされていた。
ブルース・スプリングスティーンの音楽出版権はかつてユニバーサル・ミュージック・パブリッシング・グループが所有していたが、80年代から90年代にわたって購入していた。
ここ1年でボブ・ディラン、スティーヴィー・ニックス、ニール・ヤングなど多くの大物ミュージシャンが自身のカタログの権利を売却している。
ボブ・ディランも先日、自身の音楽の権利を売却しており、ユニバーサル・ミュージック・グループに3億ドルで売却している。ニール・ヤングはヒプノシス・ソングスに自身の権利の50%を1億5000万ドルで売却している。
ブルース・スプリングスティーンは1973年から2020年までの間に20枚のスタジオ・アルバムをリリースしており、昨年は1500万ドルの収入を上げていると試算されている。加えて出版権では年750万ドルの収入を上げていると見られている。
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