Claudia Sangiorgi Dalimore

Photo: Claudia Sangiorgi Dalimore

ハイエイタス・カイヨーテはニュー・シングル“Canopic Jar”の音源が公開されている。

“Canopic Jar”は今年6月にリリースされた通算4作目となる最新作『ムード・ヴァリアント』に続く新曲となっている。

ネイ・パームはハロウィンのプレイリストを作っていたことが新曲“Canopic Jar”に影響を与えたと語っている。「(タイトルの)カノプスの壺はエジプトの古代遺物で、死後の世界のためにミイラ化して遺体を保存する際に、臓器をカノプスの壺に入れていた。私はこれを、今生で何かを保存して別の時代にアクセスできるようにするという、メタファーとして使った。つまり、今生では状況が許さないから、時代を超えて再び現れるということ」

「そして、私はハロウィンのプレイリストに夢中で、マイケル・ジャクソンの“Thriller”、スクリーミン・ジェイ・ホーキンスの“Feast of the Mau Mau”、そして自分たちの“Swamp Thing”の流れでプレイリストを作っていた。この曲の制作にあたっては不気味なテーマ性を追求したいと考えていた。この曲にはニューヨーク州北部のオオカミ保護区を訪れて録音した本物のオオカミの声が登場する。ベンダーは空の水槽で録音した悲痛なチェロのサウンドを加えて、サイモンはオペラ座の怪人のようなオルガンスタイル、そしてペリンのドラムは狼男とゴリラのハイブリッドが街並みを破壊しているような音になった。私たちは基本的に、曲を作るたびに小さな音の映画を作りたいと思ってる」

彼女は次のように締めくくっている。「皮肉なことに、この曲で登場する人は今では私のパートナーで、彼はエディ・ナイフ・ハンズというペンネームで曲の最後にヴィンセント・プライスの悪役の笑い声を加えていて、それが魔法のように音をうまく包み込んでいるの」

また、ハイエイタス・カイヨーテは10月31日に「ヴェリー・ハイエイタス・ハロウィン」というバンド主催のフェスティバルをオーストラリアで開催する予定となっている。

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