Nirvana/Universal Music

Photo: Nirvana/Universal Music

ニルヴァーナは『ネヴァーマインド』の30周年を記念してオーストラリアの自転車愛好家によってGPSでアルバム・ジャケットが再現されている。

国立公園管理官であるピート・ストークスは無変速の自転車でアデレードの街を150kmにわたって走って、トラッカー・アプリの「Strava」を使って『ネヴァーマインド』のジャケットの赤ん坊を描き出している。

『ガーディアン』紙にピート・ストークスは普段からトラッカー・アプリを使って絵を描いているとのことで、今回の『ネヴァーマインド』にはベーカリーショップに立ち寄りながら8時間がかかったと述べている。

「ニルヴァーナは僕のレコード・コレクションでも重要なものでね」と彼は語っている。「アルバムが出た時は中学生だった。14歳で、自分の音楽の好みが形成される時期だったからね」

ニルヴァーナに加えてピート・ストークスはルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの生誕250周年の時にもその肖像画を描いたほか、恐竜、ドラゴン、狐、自画像などもこれまでに手掛けている。

1991年9月24日にリリースされた『ネヴァーマインド』は“Smells Like Teen Spirit”や“Come As You Are”といったシングルが収録されている。世界各地の3世代の音楽ファンに影響を与えた本作はオルタナティヴがメインストリームを席巻するきっかけとなっている。

先日、ニルヴァーナは30周年を記念して『ネヴァーマインド』を再発することを発表している。オリジナルの半インチのテープを192khz/24ビットに変換したリマスター音源は11月12日にリリースされる。

一方で『ネヴァーマインド』のジャケットに登場する赤ん坊のスペンサー・エルデンはアルバム・ジャケットが検閲の対象になることを求めている。

現在30歳のスペンサー・エルデンは関係する人物も含めてデイヴ・グロールとクリス・ノヴォぜリック、カート・コバーンの遺産管理団体を相手に訴訟を起こしている。訴状では当時生後数ヶ月の時に撮影された写真の使用は「商業的な子どもに対する性的搾取」に相当すると述べられている。

広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ