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フー・ファイターズのデイヴ・グロールはニルヴァーナの“Smells Like Teen Spirit”について振り返り、当初は「一つの素晴らしい曲」としか考えていなかったと語っている。

デイヴ・グロールは『NME』による『ネヴァーマインド』の特集に登場して、インタヴューに答えている。特集ではザ・キラーズ、ロード、セイント・ヴィンセント、ビッフィ・クライロらがお気に入りの曲を挙げている。

「リハーサル・スペースで“Smells Like Teen Spirit”を書いた時のことを覚えているけど、カートが思いついたリフを気に入ったんだ。パーカッシヴだったからね」とデイヴ・グロールは振り返っている。「コードを掻き鳴らす間に音が止まるというのはドラムのパターンに寄ったものだからさ」

当時のニルヴァーナは「ピクシーズをよく聴いていた」という。「『ボサノバ』の時期だったね。ただただ好きだったんだよ」

「毎日、新曲を次々と書いていったよ」とデイヴ・グロールは続けている。「もちろん、“Smells Like Teen Spirit”があんなことになるなんて予知できている人なんていなかった。車庫のような小さなリハーサル・スペースでロックしていただけだったんだ」

「歌詞の内容は分からなかった」ものの、いざスタジオでやってみたら「曲のパワーに気付かされた」ことは覚えているとデイヴ・グロールは語っている。「歌詞や音楽性だけでなく、曲のグルーヴが本当にパワフルだったんだ」

「“In Bloom”や“Lithium”、“Breed”のような曲のほうが注目されると思っていたんだ。レコーディングしている間は“Smells Like Teen Spirit”に関心を払う人はいなかった。アルバムにおける一つの素晴らしい曲としか考えていなかったんだ」

ニルヴァーナは1991年発表の『ネヴァーマインド』の30周年を記念してBBCで複数の番組が放送されている。

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