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ダフト・パンクの歩みや与えた影響をまとめた書籍『アフター・ダフト(原題)』が刊行されることが決定している。

2023年に刊行予定の『アフター・ダフト』はガブリエル・シャタンの著書で、ハシェットUKから刊行される。

ダフト・パンクが与えた影響や本書の題材についてガブリエル・シャタンは次のように説明している。「ダフト・パンクはプリンス、トーキング・ヘッズ、ケイト・ブッシュ、スティーヴィー・ワンダー、クラフトワーク、ミッシー・エリオット、デヴィッド・ボウイといった、名前を挙げられるだろう先人と並んでポップの殿堂に君臨しています」

「歓喜に満ちたアルバムを作ったことを超えて、彼らのキャリアには数え切れない感動的な逸話があります。『アライヴ 2006-2007』のツアーはザ・ビートルズが1964年に『エド・サリヴァン・ショウ』に出たことがロックンロールに与えたものくらいダンス・ミュージックにとって重要なものでした。以降、コンサートに対する反応の何が変わったか? 彼らの“教師たち”はその貢献を十分に認められたか? インターネットが誰しものプライバシーを奪った時代にダフト・パンクは匿名性をどう維持していけたか?」

「そうしたことに光を当てられるのを楽しみにしています。そして、28年以上にわたって音楽をだれだけ素晴らしいものにしてきたかを論証します」

今年2月、ダフト・パンクは28年に及ぶ活動を経て解散したことが明らかになっている。2006年公開の映画『エレクトロマ』の映像を使った8分の「エピローグ」と題された映像で解散を明らかにしている。解散の理由は明らかにされていない。

テーム・インパラのケヴィン・パーカーはダフト・パンクの解散について家族が亡くなったようだったと語っている。

「土曜日の朝に放映されているビデオクリップを眺めている子供のように、テレビの前に座っていたんだ。まさにそんな感じだったよ。曲は“Da Funk”だったかな。初めて聴いたときのことは鮮明に覚えているよ。その頃は、エレクトロ方面の曲にはあまり興味なかったんだけれど、ダフト・パンクの曲は頭に焼き付いてね。何だこれは?という感じだったよ」

「自分がこんなにも感情的になると思わなかったんだ。本当にショックだったよ。家族のような親しい誰かが亡くなったことを知らされた時のような気分だった」

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