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ザ・ビートルズはアビイ・ロード・スタジオでレコーディングされた貴重なデモ音源が入ったカセットテープがオークションに出品されている。

このデモ音源には“I am the Walrus”、“The Fool on the Hill”、“I Me Mine”の初期バージョンが収録されている。

商品の来歴については次のように説明されている。「出品者は2000万枚以上のアルバムを売り上げた、あるバンドのあるベーシストから贈られたという。テープはそのバンドが1971年にアビイ・ロード・スタジオでファースト・アルバムをレコーディングしている時に、サウンド・テクニシャンからプレゼントされたもので、デモ音源自体は1960年代にレコーディングされたものとなっている」

出品されたのはその音源がカセットテープに移されたものとなっている。落札額は700ポンド(約10万円)が見込まれている。

オークションのページはこちらから。

https://www.sworder.co.uk/auction/lot/lot-548—the-beatles-a-demo-tape-edit/?lot=401987

先日、ザ・ビートルズのドキュメンタリー作品『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』について監督のピーター・ジャクソンは驚くべき点について語っている。

「ものすごく至近距離なものとなっているんだ。みんな、MTVっぽい音楽ドキュメンタリーは観慣れていると思うけど、ポップな感じでまとめられていて、音楽、音楽、音楽だろ? 音楽をこの映画の前面には出してないんだ。音楽の裏にあるものが前面に出ているんだよ」

「ルーフトップ・コンサートでさえ、常に通りの様子や警察官、そういったいろんなものが差し込まれているんだ」

「これはシリーズ全体に言えることなんだよね。曲を演奏するMTVのミュージック・ビデオの映像とは違うんだ。歌うよりも映画ではザ・ビートルズの会話のほうが使われているんだよ」

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