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先日もリアム・ギャラガーはノエル・ギャラガーについて「ポテト」と揶揄するようなツイートを行ったが、なにかというと揉め事が起こるのが、ロックスターの世界では常識なのだ。しかし、ロックスター同士のケンカは、もっと荒々しいものであることも多い。今回は音楽業界で勃発した選りすぐりの壮絶なケンカ29選をお送りしよう。

ブラー VS オアシス

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このブリットポップにおける戦争はチャートを巡る争い(ブラーの“Country House”がオアシスの“Roll With It”を抑えて1位の座についた)から勃発し、そこから醜い争いになっていった。ノエル・ギャラガーは、ライバル関係が頂点に達していた頃、デーモン・アルバーンとアレックス・ジェームズについて「エイズにでもかかって死ねばいい」と発言している。そんな彼らだが、現在は関係を修復し、ノエル・ギャラガーとデーモン・アルバーンはアルバムを共作しようと話し合っているという噂もある。

ザ・ホワイト・ストライプス VS ザ・ヴォン・ボンディーズ

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共にデトロイト出身で旧知の間柄だったザ・ホワイト・ストライプスとザ・ヴォン・ボンディーズの仲は、『ラック・オブ・コミュニケーション』のクレジットに関する問題によって決裂した。ジャック・ホワイトによれば、このアルバムのプロデューサーとして自分をザ・ヴォン・ボンディーズが認めなかったことが原因だとしている。デトロイトのバーで起きた乱闘で、ザ・ヴォン・ボンディーズのフロントマンであるジェイソン・ストールスタイマーはボコボコに殴られてアザだらけになってしまった。ジャック・ホワイトは正当防衛だと主張し、ジェイソン・ストールスタイマーは一方的に殴られたと主張している。

コートニー・ラヴ VS デイヴ・グロール

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2014年4月に行われたロックの殿堂の式典でコートニー・ラヴとデイヴ・グロールが親しげにハグする様子からも分かるように、こちらのライバル関係は自然と関係が修復しているようだ。しかし、いつもこのように美しく明るい関係だったわけではない。例えば、2009年の音楽ゲーム『ギターヒーロー5』を巡るイザコザのように、彼らは20年にわたって、カート・コバーンの金銭と肖像権の問題で揉めてきた。そう、決して大昔の問題ではないのだ。

レイザーライト VS ザ・クークス

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2006年、インディ・バンドの大物同士のレイザーライトとザ・クークスはチャート上位でしのぎを削っていた。そして、それはクリーンな戦いではなかった。「あのバンドは、文字通り寝転がって、尻を空中に付き出し、ラジオ1に対してヤってくれって乞うようなサウンドだ」と、レイザーライトのジョニー・ボーレルは意見を述べている。「だから、ザ・クークスをヤっちまえ。クソッたれ!」

カニエ・ウェスト VS 50セント

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デフ・ジャムは、カニエ・ウェストの『グラデュエーション』のリリース日を50セントの『カーティス』にぶつけるため、2007年9月11日に変更した。50セントはエキサイトして、「賭けようじゃないか――カニエ・ウェストが50セントよりも多くのレコードを売り上げたら、俺はもう音楽をやらない。カニエはクソだ。正直に言って、あいつの音楽はロボットみたいなサウンドだ。ロボットにレコーディングさせてるんだろ」と語った。カニエ・ウェストは2倍に及ぶ売上で、50セントを破っている。

ザ・ビートルズ VS ザ・ローリング・ストーンズ

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イギリス音楽界では初の大物同士のライバル関係として知られるこの2組だが、確かにチャートの王座を争っていたものの、対立していたというのはでっち上げだ。彼らは友人関係にあった。これは、『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』のアルバム・ジャケットにザ・ローリング・ストーンズへの言及があったことや、『ロックンロール・サーカス』にジョン・レノンが出演していることなどからも分かる。しかしながら、1980年にジョン・レノンが、年齢を重ねていくザ・ローリング・ストーンズを「頭はまだ16歳」と揶揄したことはある。

ブライアン・ウィルソン VS ザ・ビートルズ/フィル・スペクター

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ビーチ・ボーイズの天才、ブライアン・ウィルソンは、あらゆる方面から脅威を感じ取って停滞期に陥っていた時期があったが、ザ・ビートルズへの対抗心がそれに拍車をかけた。『ラバー・ソウル』に影響を受けて『ペット・サウンズ』を制作したが、その後『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』がリリースされ、『スマイル』の制作意欲を失った。彼はポップスの一時代を築いたフィル・スペクターにも固執しており、『ペット・サウンズ』というタイトルは、フィル・スペクターのイニシャルであるP・Sをわざわざ用いている。

ノトーリアス・B.I.G. VS 2パック

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アメリカ東西海岸のラッパーによる対立は、90年代初頭にはストリートにまで広まったギャング抗争の様相を呈していた。影響力のあるラッパー、ビギー・スモールズとトゥパック・シャクールはどちらも突出した才能を持ったラップ界の旗手で、お互いを「リアルじゃない」と愚弄する手段としてレコードを用いていた。最終的には2人とも銃撃されて命を落としている――これが、まさにリアルだ。本当の大バカ者だよ。

ザ・キンクス VS ザ・キンクス

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そう、ザ・キンクス最大のケンカは内部で起きていた。もっと正確に言うと、レイ・デイヴィスとデイヴ・デイヴィスによる子供じみた兄弟ケンカだ。いつもいがみ合っていた2人だが、その中でも最もくだらないケンカは、レイがデイヴにポテトチップスを取られたからといって、フォークで胸を刺したことだ。それに、レイがデイヴの50歳の誕生日ケーキを踏みつけたこともあったという。50歳なのに。

スマッシング・パンプキンズ VS ペイヴメント

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事の発端は、1994年にペイヴメントが“Range Life”の歌詞で、スマッシング・パンプキンズとツアーに出たことを想像して「They don’t have no function… I could really give a fuck(奴らはまったくの役立たず……俺だったら何でもできるのに)」と歌ったことだ。ビリー・コーガンはこれに憤慨し、ペイヴメントをこの年のロラパルーザのラインナップから外させたと言われている。2010年の時点でも彼はまだピリピリしており、ペイヴメントの再結成ツアーに際して「売り尽くしセール」だと発言している。

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