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2016年に全米で最も売れたCDが明らかになり、その結果はおそらく予想もしなかったものとなっている。

ストリーミングにおいてはドレイクがトップを飾った2016年だが、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが2016年に全米で最も売れたCDとなっている。

米『ビルボード』誌によれば、200枚組のボックスセット『モーツァルト新大全集』は6250セットを売り上げており、計125万枚のCDセールスを上げたという。

240時間の音源が収録されたボックスセットは10月末に発売されており、発売元のユニバーサル・ミュージックは「一人の作曲家に向けられたボックスセットとしては最も信頼すべき、完璧な、学術的なものとなっている」と評している。

ユニバーサル ミュージック グループで『モーツァルト新大全集』のディレクターを務めるポール・モーズリーは次のように述べている。「今再び、世界で最も崇高な芸術面の功績に光をあて、モーツァルトの音楽を新たな視点から取り上げたいと思っています」

「基本原則にもとづき、演奏法やモーツァルト研究における新しい考え方を再評価することで、一般的な音楽愛好家が楽しんだり調べたりできるだけでなく、学術的にも参考となる内容にしたいと考えました。この『モーツァルト新大全集』がきっかけとなって、世界中でモーツァルトの音楽がさらに広められ、喜びや驚き、議論するようなことや新たな発見があれば幸いに思います」

スポティファイは先日、今年最もストリーミングされたアーティストと楽曲、アルバムのランキングを発表している。2年連続でドレイクが最もストリーミングされたアーティストになっており、4月にリリースされた『ヴューズ』は最初の2週間アップル・ミュージック独占だったにもかかわらず、47億回の再生回数を記録している。先日、ドレイクはこれまでに最もストリーミングで再生されたアーティストであることも発表されており、“One Dance”は最も再生された楽曲となっている。

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