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イギリスは現地時間6月23日にEUの離脱と残留をめぐる国民投票を行い、EU離脱派が正式に勝利したことをBBCが発表している。

スコットランドの最大都市グラスゴーや、首都ロンドンの一部の開票所で残留が予想以上に票を獲得していたが、最終的にEU離脱派が勝利をおさめている。

ブライアン・イーノやジョニー・マー、ボブ・ゲルドフといった影響力のあるアーティストのほか、パロマ・フェイス、ジェシー・ウェア、アルト・ジェイのメンバー、ルディメンタル、フランツ・フェルディナンド、イヤーズ&イヤーズといったアーティストも残留を支持していた。

一方、ザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガーは英国のEU脱退の賛否について訊かれて次のように答えている。「もしデイヴィッド・キャメロンが、今日、本当に欧州連合を脱退したいかどうか訊かれたら、どうなんだろうね」とミック・ジャガーは語っている。

そして、こう続けている。「僕個人にとっては、甚大な違いが生まれるということはないだろうけどね。僕は短い期間で見れば、弊害をもたらすことになると思ってるんだ。長い期間で見れば、20年くらいの期間で見たら、有益なんじゃないかな」

ノエル・ギャラガーは今回の国民投票自体に疑問を投げかけていた。「イギリスがEUから離脱すべきだと思うかって? そもそも俺は票を入れる必要があるとは思わないんだよ。政治家たちが毎晩テレビで『これは重大な決断で、これからのイギリスを変えるかもしれない』とか、つべこべほざいているのを目にしてるわけだけどさ」

「ああ、それは分かったと。だが、何で俺たちが支払った税金でやってほしいこと、つまりは国を治めて、決断するってことをやらないんだ?って感じだね」

「あいつらは人々に何を聞きたいんだ? 99パーセントの国民は頭が鈍いってことか?」

また、ノエル・ギャラガーは、EU離脱問題について国民に投票の機会が与えられていることについて、イラク戦争に対しての状況と比較して疑問を投げかけている。「奴ら(政治家たち)は戦争に出向くかって時には投票で俺たちに訊きやしなかった。そうだろ?」と語っている。「あいつらはそうしなかったんだよ、あのバカ野郎どもはさ」

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