ブリオナ・テイラーを銃撃したケンタッキー州の警官が殺人の罪に問われないという報道を受けて、カーディ・B、ケラーニ、ティナーシェ、コモンといったアーティストが反応を示している。
ケンタッキー州の大陪審は近所のアパートで銃撃を行った元警官のブレット・ハンキソンを3件の第一級理不尽な危険行為で起訴している。
残りの警官であるジョン・マッティングリーと、ブリオナ・テイラーを殺害することになった銃弾を放ったマイルズ・コスグローヴは不起訴となっている。
先日、男性ラッパーにブリオナ・テイラーの事件についてもっと語るよう呼びかけていたカーディ・Bは今回の大陪審の判断について「あまりに悲しく落胆した」と述べている。
Amen ?? shit is sooo sad and discouraging. https://t.co/2ex3OImFpv
— iamcardib (@iamcardib) September 23, 2020
同じ日に公開された動画の中でスティーヴィー・ワンダーはブリオナ・テイラーの事件やドナルド・トランプ大統領、ルース・ベイダー・ギンズバーグ最高裁判所陪席判事の訃報、ジョージ・フロイドを巡る抗議運動について語っている。
「どんな量のお金でも人の命は取り戻せない。自問してくれ、なんでブリオナ・テイラーにはこんなにも長くかかっているんだ」と彼は述べている。
ティナーシェは「正義がない限り平和もない」とツイートしており、ケラーニは「焼き払え」とツイートしている。
NO JUSTICE NO PEACE
— TINASHE (@Tinashe) September 23, 2020
burn. it. down.
— Kehlani (@Kehlani) September 23, 2020
リゾは「彼女の名前を口に出して。ブリオナ・テイラー」と述べており、「ブリオナ・テイラーに正義を」とツイートしている。
JUSTICE. FOR. BREONNA. TAYLOR. https://t.co/Tc82SZ9QRO
— COMMON (@common) September 23, 2020
『ニューヨーク・タイムズ』紙によれば、大陪審の判断を受けてルイヴィルを含め全米には抗議運動が広がっているという。
ブリオナ・テイラーの死から約半年となるが、これまでにも複数のアーティストが正義を求める声を上げており、ビヨンセはケンタッキー州の検事総長に公開書簡を発表したほか、ザ・ウィークエンドはMTVビデオ・ミュージック・アウォーズの授賞式でブリオナ・テイラーとジェイコブ・ブレイクの名前を受賞スピーチで挙げている。
今年の3月13日、26歳のブリオナ・テイラーは自宅をドラッグの受け渡し場所と間違えられて「ノックの警告なし」で警察官に自宅に踏み込まれ、銃撃されて亡くなっている。
警察の侵入を受けてブリオナ・テイラーのパートナーであるケネス・ウォーカーは発泡しており、その報復として警官の撃った銃弾の一つがブリオナ・テイラーにあたって亡くなっている。自宅からドラッグは見つかっていない。
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