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伝説的な作曲家のエンニオ・モリコーネが亡くなった。享年91歳だった。

『ハリウッド・レポーター』によれば、『続・夕陽のガンマン』のサウンドトラックなどで知られるエンニオ・モリコーネは転倒してからの合併症で先週ローマで亡くなったという。

500以上の映画のサウンドトラックを手掛けたエンニオ・モリコーネは史上最高の映画音楽家の1人として認知されており、クエンティン・タランティーノ監督による2015年公開作『ヘイトフル・エイト』では待望のアカデミー賞を受賞している。

エンニオ・モリコーネはテレンス・マリック監督による1978年公開作『天国の日々』、ローランド・ジョフィ監督による1986年公開作『ミッション』、ブライアン・デ・パルマ監督による1987年公開作『アンタッチャブル』、バリー・レヴィンソン監督による1991年公開作『バグジー』、ジュゼッペ・トルナトーレ監督による2000年公開作『マレーナ』でもアカデミー賞にノミネートされている。

「マエストロ」の愛称で知られたエンニオ・モリコーネは2007年にクリント・イーストウッドからアカデミー賞の名誉賞を手渡されており、「映画音楽という芸術への多面的で重要な貢献」が評価されている。

彼はイタリアで最高の映画賞、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞は11回受賞している。

50年以上に及ぶキャリアの中でエンニオ・モリコーネはセルジオ・レオーネ監督と『続・夕陽のガンマン』を含む「ドル箱3部作」でコラボレーションを行っている。

1989年に亡くなったセルジオ・レオーネ監督は生前にエンニオ・モリコーネの音楽について次のように語っている。「彼の音楽は不可欠なもので、僕の映画は口数が少なくて、会話が比較的少ないから、音楽が会話以上に動きや感情を強調してくれるんだ。撮影前に音楽を書いてもらって、脚本のような働きをしてくれたんだ」

彼の影響は映画に留まるものではなく、ミューズはエンニオ・モリコーネを最も影響を受けた1人に挙げている。2008年以降、“Knights of Cydonia”の演奏時には映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』の“Man With a Harmonica”のハーモニカ・ソロから演奏を始めている。

メタリカもライヴのSEにエンニオ・モリコーネの“The Ecstasy of Gold”を使用しており、2007年にはトリビュート・アルバムで同曲のメタル・カヴァーをレコーディングしている。

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