ジ・アローズのフロントマンで、“I Love Rock ‘N’ Roll”のソングライターであるアラン・メリルは新型コロナウイルスの合併症で亡くなっている。享年69歳だった。
娘のローラ・メリルはフェイスブックで訃報を発表しており、入院しているアラン・メリルを訪問して一度家に帰ったところで亡くなったことを知らされたと述べている。
「私は出る前に2分間、さよならを告げる時間があった。彼は落ち着いている感じで、私が出る時にはCNNやFOXニュースの右側に出る字幕ニュースにならない一縷の望みがあったのです」とローラ・メリルはフェイスブックで述べている。
「アパートのドアに着いた時、彼が亡くなった知らせを受けたのです。どうしてこんなことに? 数週間前に彼の公演に行ったばかりだったのに。ニュー・アルバムのために彼のポートレートを撮影したばかりだったのに。彼は『風邪』だろうと軽く考えていたのです」
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ジ・アローズは1976年に1枚だけのアルバム『ファースト・ヒット』をリリースしている。ロンドンを拠点としたジ・アローズは70年代の楽曲“I Love Rock ‘N’ Roll”で知られ、同曲はアラン・メリルとギタリストのジェイク・フッカーによって書かれている。“I Love Rock ‘N’ Roll”はジ・アローズによって最初にレコーディングされたものの、ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツによる80年代のカヴァーが最もよく知られている。
アラン・メリルの現在のグループであるアラン・メリル・エクストラヴァガンザはつい最近まで公演を行っていた。最後のソロ・アルバム『レディオ・ゼロ』は2019年にリリースされている。
訃報を知ってジョーン・ジェットはフェイスブックで追悼の意を表している。
「ロンドンでテレビでジ・アローズを観て、私に向かって叫ぶ曲に吹っ飛ばされたの」とジョーン・ジェットは述べている。「深い感謝と悲しみをもって、彼方への旅が安全であることを願っています」
https://www.facebook.com/joanjettandtheblackhearts/photos/a.129315806006/10157987982441007/
新型コロナウイルスではカントリー・ソングライターのジョー・ディフィー、カメルーンのサックス奏者であるマヌ・ディバンゴ、ニューオーリンズのDJであるブラック・アンド・マイルドが亡くなっている。
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