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サウンドガーデンのメンバーはクリス・コーネルの訃報についてバンドのフェイスブックで発表された後に知ったと述べている。

クリス・コーネルは2017年5月、デトロイトで公演を行った数時間後に自ら命を断っている。享年52歳だった。

今回、サウンドガーデンの存命メンバーであるキム・セイル、マット・キャメロン、ベン・シェパードはクリス・コーネルがデトロイトに滞在している間にツアー・バスでデトロイトを離れたとのことで、クリス・コーネルが亡くなったことはバンドのフェイスブックへの投稿で知ったと主張している。

この主張はクリス・コーネルの妻であるヴィッキー・コーネルが支払われていないロイヤリティを巡る裁判の中で行われている。

「コンサートの後、いつも通り、キム・セイル、マット・キャメロン、ベン・シェパードは次のコンサートの目的地であるオハイオ州コロンバスに向けて夜行のツアー・バスに乗っていました。バンドはそこで5月19日にコンサートを行う予定となっていました」と裁判書類には書かれている。「クリス・コーネルはコロンバスへ飛行機で向かう予定で、デトロイトのホテルに滞在していました。クリス・コーネルはバスで寝られないので、通常通りの行程でした」

「5月18日の早朝、バスはコロンバスへと向かっていましたが、存命メンバーは0時を過ぎたところでホテルの部屋でクリス・コーネルが亡くなったことを知りました(悲劇的なことにマット・キャメロンが最初に『クリス・コーネル、安らかに』という投稿を見つけ、別のバスに乗っていたキム・セイルに電話し、彼がベン・シェパードを起こし、彼らや彼らのクルーはツアー・マネージャーが事実を認めるまで、必死になってニュースやソーシャル・メディアを検索し、友人や家族に電話をしていました)」

「キム・セイル、マット・キャメロン、ベン・シェパードは愛した友人であり、兄弟であり、同志だった人物を失ったことに完全に打ちひしがれ、ショックの状態にありました。彼らは側道にバスを停め、お互いで抱き合い、次にどうすべきか悩みましたが、ツアー・マネージャーから警察やメディアがうろついていて、できることは何もないので、デトロイトには戻ってこないように言われました」

「既にコロンバスに入っていたりして、錯乱状態となっている多くのクルーやツアー・チームのメンバーがいました。それで、コロンバスのホテルの会議室で通夜を開催し、クルーやアシスタントや友人たちも同行し、抱き合い、泣いて、何時間もお互いを励まそうとしたのです」

ヴィッキー・コーネルは昨年12月に一部の未発表曲の権利を主張し、「紛れもなく」自身や子供たちに受け取る権利がある「多くの金額」のロイヤリティが未払いになっていると訴訟を起こしていた。

昨年11月、サウンドガーデンのキム・セイルはクリス・コーネルのヴォーカルを使用したサウンドガーデンのアルバムは今後出る可能性があると語っていた。

一方、ヴィッキー・コーネルは先日、彼の作品が今年のグラミー賞を受賞したことを受けて声明を発表している。

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