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ザ・ビートルズは“Strawberry Fields Forever”を生むことになったストロベリー・フィールドが初めて観光地として一般開放されることが発表されている。

ストロベリー・フィールドは明日9月14日に観光地としてオープンする予定で、観光客は新たに設立されたビジターセンターやカフェ、ショップなどを訪れることができる。また、敷地内ではジョン・レノンの幼少期にまつわるアイテムやザ・ビートルズに関連したアイテムを初めとした、体験型の展示物を見ることもできるという。

ジョン・レノンが育ったリヴァプールのウールトン地区にあるストロベリー・フィールドは元々、救世軍が運営していた児童施設で、ジョン・レノンが幼少期に「聖域を見つけた」場所とされている。これまで一般開放はされていなかったものの、のべ約6万人もの観光客が施設の赤い門や庭を見るために訪れていたという。

ジョン・レノンの妹であるジュリア・ベアードはBBCに対してジョン・レノンについて幼い頃によくストロベリー・フィールドの壁を登って「彼だけの特別な場所」に行っていたものだと語っている。

「私たちの誰しもが、幼少期の頃に自分たちだけの特別な場所を持っていたものです」とジュリア・ベアードは語っている。「彼はきっと(今回のプロジェクトを)気に入ってくれたことでしょう。彼はメインストリームにいたような人ではありませんでしたし、彼自身もそのことは知っていましたから」

救世軍のアンソニー・コッタリルは次のように述べている。「ジョン・レノンは幼い頃にこの場所で聖域を見つけました。私たちはストロベリー・フィールドの門を永久に開放することによって、まさにそのような場所を提供したいと考えているのです」

一方、ザ・ビートルズは先日、バンドの最後の日々にあった確執と『アビイ・ロード』の後にアルバムを作ろうと話していたことが分かる、ほとんど聞かれたことのないテープの存在が専門家によって言及されている。

ロック史の専門家であるマーク・ルイソンは『ガーディアン』紙に50年前に行われたミーティングのテープを聞かせており、それはバンドのメンバーが言い争うものとなっている。『アビイ・ロード』を完成させた後、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスンはサヴィル・ロウにあったアップルの事務所でミーティングを行っている。

「これは意外な事実です」とマーク・ルイソンは『ガーディアン』紙に語っている。「本では常に『アビイ・ロード』が最後のアルバムであり、彼らはアーティスティックな高みを目指して、ザ・ビートルズから離れたがっていたと言われています。でも、違うのです。彼らは次のアルバムの話をしていました。そして、ジョンがバンドを解散したがっていたと言われていますが、これを聞くと違います。これは私たちが知っていると考えていたことの多くを書き換えるのではないですか?」

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