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昨日、享年58歳で逝去したダニエル・ジョンストンについてファンは彼の有名なパフォーマンスでしのんでいる。

80年代のオルタナティヴ/アンダーグラウンド・シーンで頭角を現したダニエル・ジョンストンは、現地時間の9月10日に心臓発作となって亡くなっている。

そのアウトサイダーな人物像はカート・コバーンやトム・ウェイツから称賛を受け、子どものようなイノセンスとアヴァンギャルドさとエキセントリックさを掛け合わせたスタイルは多くのファンの間でカルト的な支持を集めることになり、インディ界に多大な影響を与えている。

ダニエル・ジョンストンは、アコースティック・ギター1本で繰り広げるローファイなパフォーマンスでファンを魅了している。ダニエル・ジョンストンは2017年にヴァンクーヴァーで公演を行っており、これが生前最後から2番目のパフォーマンスとなっている。

パフォーマンスの様子はこちらから。

メンタル・ヘルスの問題についてオープンに語っていくことを後押しするダニエル・ジョンストンの人生と音楽に関するプロジェクト「ハイ、ハウ・アー・ユー・プロジェクト」のサイトを通して、ダニエル・ジョンストンの遺族は声明を発表している。ダニエル・ジョンストンは統合失調症と双極性障害を抱えていた。

声明では次のように述べられている。「ジョンストン家は深い悲しみのなか、兄弟であるダニエル・ジョンストンの訃報を発表します。彼はテキサス州ヒューストン郊外の自宅で今朝、自然死で亡くなりました」

「ダニエルはシンガーであり、ソングライターであり、みんなの友人でした。彼は成人人生の多くでメンタル・ヘルスの問題を抱えていましたが、アートや楽曲を多作することで病気に打ち勝ちました。彼はたとえどんなに日々が暗くてもというメッセージ、『太陽の光は自分に降り注ぐ』、『最後は真の愛があなたを見つける』という精神で数え切れないファンやアーティスト、ソングライターに影響を与えてきました」

ダニエル・ジョンストンの兄であるディック・ジョンソンは次のように述べている。「いつもダニーには自分自身であって、自分自身の人生を生きていると感じてほしいと思っていました。2003年頃に彼と仕事をして、各地を回るようになった頃から、有り難いことに10年以上にわたって世界中をめぐることができました。彼は常に、どこでもあたたかく迎えられ、少なくとも彼は非常に愛されていることを分かっていました。健康の問題にはずっと苦しめられましたが、私はそうして過ごした時間も喜んでいます」

2017年のヴァンクーヴァー公演のセットリストは以下の通り。

Walking the Cow
The Sun Shines Down on Me
Bloody Rainbow
Fake Records of Rock and Roll
Fish
Good Morning You
High Horse
Honey I Sure Miss You
Impossible Love
Life in Vain
Love Not Dead
Love Wheel
Mind Movies
Mountain Top
Museum of Love
My Life Is Starting Over
Queenie the Doggie
True Love Will Find You in the End

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