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米市場調査会社のニールセンによると、アデルの“Hello”が1週間で111万件のダウンロード数を記録したという。これにより、11月14日付けのビルボードHOT100においては初登場1位を獲得している。今回のダウンロード数は、1週間あたりのものとしては史上最高記録となっている。

“Hello”は更に、デジタル・ソング・チャートとストリーミング・ソング・チャートにおいても首位が予想されている。また同曲は、HOT100の57年におよぶ歴史の中で1048番目に1位を獲得するシングルとなり、現在6週間連続で1位の座についているザ・ウィークエンドの“The Hills”を負かすことになる。

“Hello”は、11月20日にXLレコーディングスとコロンビア・レコーズから発売されるアデルの3枚目となるスタジオ・アルバム『25』から発表された新曲で、すでに多くの快挙を成し遂げている。

HOT100史上、初登場1位を獲得したのは“Hello”を含めて24曲しかなく、アデルにとっても初めてのこととなる。この記録が生まれるのは8週間ぶりで、前回はジャスティン・ビーバーの“What Do You Mean?”だった(また、これは彼にとって初めての1位獲得だった)。女性アーティストの楽曲として前回初登場1位を獲得していたのはテイラー・スウィフトの“Shake It Off”で、同曲は2014年9月6日に発売したアルバム『1989』からのリード・シングルとなっている。

“Hello”は現地時間10月23日に発売され、同日にラジオでの放送とオフィシャル・ビデオも解禁されたが、アメリカでは最初の1週間で6160万回のストリーミング再生を記録している。1週間あたりのストリーミング再生数でその記録を上回る曲は1曲しかなく、それはピークで1億300万回の再生数を記録したバウアーの“Harlem Shake”となっている。

“Hello”はオンデマンドでも2040万回のストリーミング再生を記録し、配信サービスを対象としたオンデマンド・ソング・チャートでもトップの座を獲得するとみられる。オンデマンドで1010万回再生されたジャスティン・ビーバーの“What Do You Mean?”の記録を2倍以上も上回っている。

「誰にも気に留められなかったらどうしようって、とても怖かったわ」。“Hello”が公開された数時間後、アデルはエルヴィス・デュランがパーソナリティを務める全国ネットの朝のラジオ番組でそう語っている。一方で、WFUVニューヨークの音楽ディレクターであるルース・ボリスは同日、米『ビルボード』誌に対して次のようにコメントしている。「アデルがその歌声ひとつで表現できるパワー、情熱、そして感情は、私たちの想像を超えるものです。彼女は4分間の曲で、その曲を聴いた人たちに自分が持っているのと同じような感情を抱かせることができる、数少ないアーティストなのです」

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