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映画監督のD・A・ペネベイカーが亡くなった。享年94歳だった。

『ヴァラエティ』誌によれば、D・A・ペネベイカーは現地時間8月1日に老衰によって亡くなったという。D・A・ペネベイカーはボブ・ディランの1967年のドキュメンタリー『ドント・ルック・バック』や、デヴィッド・ボウイの1973年のドキュメンタリー『ジギー・スターダスト』を手掛けたことで知られている。

D・A・ペネベイカーはニューヨークでの通勤風景を鮮やかに描いた1953年のショート・ムービー『デイブレイク・エクスプレス(原題)』からフィルムメーカーとしてのキャリアをスタートさせている。以来、D・A・ペネベイカーは65年におよんだ映像作家としてのキャリアの中で、伝説的なロック・ミュージシャンたちの貴重な瞬間を収めたドキュメンタリー作品などを数多く手掛けていた。

D・A・ペネベイカーはボブ・ディランが1965年に行ったアコースティックによる最後のUKツアーに同行して、高い評価を得たドキュメンタリー『ドント・ルック・バック』を制作している。同作は過去60年における最も偉大な音楽ドキュメンタリー作品の一つとしての評価を確立しているほか、撮影者の存在を観客に敢えて意識させるシネマ・ヴェリテの手法が用いられた初期の作品としても知られている。

D・A・ペネベイカーは他にも多くのアーティストの映像を撮影しており、1968年の映画『モンタレー・ポップ』では、モンタレー・インターナショナル・ポップ・フェスティバルでのジミ・ヘンドリックスのパフォーマンスを撮影しているほか、1969年の作品『キープ・オン・ロッキン(原題)』ではジェリー・リー・ルイスやリトル・リチャード、チャック・ベリー、ボ・ディドリーらのパフォーマンスを、1973年の『ジギー・スターダスト』ではデヴィッド・ボウイのパフォーマンスを撮影している。

D・A・ペネベイカーはビル・クリントンの1992年の大統領選挙選を追ったドキュメンタリー『クリントンを大統領にした男』でアカデミー賞の長編ドキュメンタリー映画賞にもノミネートされており、長いキャリアを通じて多種多様な作品を手掛けている。

D・A・ペネベイカーは2012年にその功績が称えられてアカデミー賞の名誉賞を受賞している。

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