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ザ・キンクスのデイヴ・デイヴィスは兄であるレイ・デイヴィスとザ・キンクスの新曲に現在取り組んでいることを明かしている。

ザ・キンクスが復帰する最初の兆候が示されたのは2018年6月のことで、レイ・デイヴィスはデイヴ・デイヴィス、オリジナル・ドラマーのミック・エイヴォリーと共演して、新曲に取り組む予定であることを明かしていた。

デイヴ・デイヴィスは今回、ザ・キンクスのスタジオでの進捗について最新情報を米『ローリング・ストーン』誌に語り、1969年発表のアルバム『アーサー、もしくは大英帝国の衰退ならびに滅亡』の50周年記年盤のための楽曲に最初は取り組んでいたと語っている。

「それはほぼ終わったんだ」とデイヴ・デイヴィスは語り、50周年記念盤は10月に50周年を迎えるタイミングでリリースされるとしている。「すごく興味深いパッケージとなっていて、“Hold My Hand”のようなあの頃の他の曲も収録されるんだ」

デイヴ・デイヴィスはミック・エイヴォリーに代わって、ドラマーのボブ・ヘンリットを迎えて、3人でザ・キンクスの古い未発表曲に「ここ数年」取り組んできたことを明かしている。

「立ち返ってみて、たくさんの古い音源を聴いてみたんだ。すごくいいものもあったし、ちょっと手直しが必要なものもあったんだ」と彼は語っている。「レコーディングしたのに使わなかったものとか、あとはヴォーカルを仕上げてないものとか、手直しが必要なものとかだよね」

レイ・デイヴィスが書いた曲についてデイヴ・デイヴィスは次のように語っている。「現在ではまだデモの体裁なんだけどさ。でも、素晴らしいデモなんだ。レイは今もなお使えるかもしれない他の音源を調べているところなんだ。仕上げてしまいたいとは思っているんだけどね。でも、まだ終わったわけではないんだ」

インタヴューではこうしたセッションにベーシストが参加していないことも明らかにされている。ザ・キンクスのオリジナル・ベーシストであるピート・クウェイフは2010年に亡くなっており、1978年から1996年までベーシストだったジム・ロッドフォードも2018年に亡くなっている。

新曲のリリースによってそれが近い将来のツアーにつながることはあるのかと訊かれると、デイヴ・デイヴィスは「長い間迷いながら」次のように答えたという。「興味深い質問だね。僕には分からないよ。可能性はあると思うけどね。論外だとは言わないよ。でも、現段階では発言するにはあまりに早すぎるね。まあ、楽しくなるとは思うけどね。そうだろ?」

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