ブラック・サバスの結成50周年を記念した回顧展がイギリス・バーミンガムにて開幕している。
「ホーム・オブ・メタル:ブラック・サバス・アット・50’エキシビション」と題された回顧展は、バーミンガム美術館にて6月26日から開催されている。回顧展ではブラック・サバスがいかにしてヘヴィ・メタルの先駆的存在となったのかを示し、称賛するものとなっている。
メンバーのオジー・オズボーン、トニー・アイオミ、ギーザー・バトラー、ビル・ワードから寄贈された様々な品々に加え、50年の間にファンから提供されたものも展示されている。
ファンがブラック・サバス仕様にしたバイクや、ブラック・サバスの聖堂と化したファンのリビング・ルームなどが目玉として展示されている。
ファンの一人スティーヴン・ノウルズは1000枚以上のブラック・サバスTシャツを所有しており、世界中の公演を観てきたという。スティーヴン・ノウルズは「BBCニュース」に対して自身のコレクションに「数万ポンド」もの大金をつぎ込んできたと語っている。
オジー・オズボーン所有の個性的な紫色のサングラスも展示されている。また、ギーザー・バトラーがバーミンガム・タウンホールでの公演で着用していた衣装も展示されている。この衣装は1972年にリリースされた『ブラック・サバス4』の見開きジャケットにも登場している。
「ホーム・オブ・メタル:ブラック・サバス・アット・50’エキシビション」は2011年にバーミンガムを拠点に立ち上げられたハウス・オブ・メタルによって開催されており、同組織はヘヴィ・メタルをプロモーションし、バーミンガムとの歴史的経緯の認知向上を目的としている。
2017年に最後の公演を行っているブラック・サバスだが、先日、オジー・オズボーンはブラック・サバスの結成メンバーであるドラマーのビル・ワードと共にバンドとしての最後の公演をもう一度行いたいと語っている。
ブラック・サバスは2011年にオリジナル・メンバーでの再結成が発表されており、オジー・オズボーンやギタリストのトニー・アイオミ、ベーシストのギーザー・バトラーと共にビル・ワードも参加する予定となっていた。しかしながら、ビル・ワードは当時、契約面に「納得できない」として再結成への不参加を表明している。ブラック・サバスはその後、2017年に地元であるバーミンガムで最後となる公演を行っている。
しかしながら、オジー・オズボーンは『ケラング!』誌とのインタヴューで次のように語っている。「まず第一に、ビル・ワードがいなかったということが残念なんだ。人々はそれを俺のせいにしようとするんだけどさ、俺じゃないんだよ、正直に言うとね。俺たちには立ち止まっている時間がなかった。進まなければいけなかったんだよ。ビルとうまくいかなったことは残念に思っているよ」
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