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クイーンは昨年公開された伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』の驚異的な成功をうけて、アメリカでの音源のセールスが急上昇したことが明らかになっている。

今年のアカデミー賞でラミ・マレックの主演男優賞を含む4部門を受賞しているクイーンの映画『ボヘミアン・ラプソディ』は全世界の興行収入が9億ドル(約1000億円)を突破したことが明らかになっており、音楽伝記映画としては歴代最高の成績を記録している。

米『ビルボード』誌によると、アメリカでのクイーンのストリーミング再生回数は『ボヘミアン・ラプソディ』の公開前の6ヶ月間と公開後の6ヶ月間を比較すると5億8800万回から19億回に上昇しており、3倍以上も大きくなっているという。さらに、単曲のセールスは52万7000曲から190万曲に急上昇したほか、アルバム・セールスは18万4000枚から110万枚とに上昇している。米『ビルボード』誌によれば、これらのセールスの累計は「1800万ドル近く」(約19億7000万円)に上り、ここ6ヶ月でクイーンの作品が稼いだ収益は440万ドル(約4億8000万円)となると推計している。

先日、ブライアン・メイは映画の成功によって大金を手にしたと一部メディアで報じられていることに言及して、次のように反論している。「つい笑ってしまったんだけどさ、というのも、僕らがこの映画で金持ちになったと新聞で報じられていたんだ」とブライアン・メイは語っている。

「彼らが事実を知っていればと思うよ。少し前に会計士を雇ったんだけど、まだ1ポンドも受け取っていないんだ。お金を受け取ってもいないのに、どうしてその映画が成功したと言えるんだい? そういう多くの人たちは、僕らが分け前をもらうに過ぎないということに気がついていないんだ」

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