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レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジは隣人のロビー・ウィリアムスと彼の自宅の改装工事をめぐる確執がようやく収束していたが、今回、新たな住民との改装工事をめぐる争いに敗れたことが明らかになっている。

ロンドンのホランド・パークに住むジミー・ペイジは先日、近隣住民である元プルーデンシャルの会長のハーヴェイ・マグラスが地元の委員会に提出した自宅にエアコンを設置するという計画案に反対している。ハーヴェイ・マグラスは1280万ポンド(約18億円)でジミー・ペイジの自宅のそばに邸宅を購入しており、2016年にもジミー・ペイジとエレベーターの設置を含む自宅の改装工事の申請をめぐって対立している。

現在75歳のジミー・ペイジはハーヴェイ・マグラスの邸宅にエアコンの室外機が設置されれば自身の音楽スタジオに悪影響があるとしているほか、改装工事による振動で第一級指定建築物に指定されている自身の邸宅が侵害される可能性があると主張している。

ハーヴェイ・マグラスの設計コンサルトを務めるTJRプランニングはケンジントン&チェルシーの委員会に提出した計画書の中で次のように述べている。「4つのエアコンの室外機は2つの防音装置の中に設置される予定です」

「今回の改装は現時点でのニーズを満たすだけでなく、これによって将来の世代が妥協する必要のないものになっています」

ジミー・ペイジは法務事業組合を通じてハーヴェイ・マグラスの計画案に反対する文書を提出して、その中で次のように述べている。「(自宅である)タワー・ハウスでの生活に支障をきたす可能性があることから委員会には計画案の棄却を求めます」

「私はこのエリアをレコーディングを聴くことやその確認のために使用しているため、他の要因からの気が散漫になる騒音や、もしくは振動に干渉されることなく万全な集中力をもって取り組む必要があり、母屋以外で行われるミーティングや、そうした場所で通常行われるインタヴューのレコーディングにはずっとバックに騒音があるべきではないのです」

設計の監督を務めるグラハム・スタルウッドは委員会に出席して、改装工事についてジミー・ペイジの敷地やレコーディングのチェックなどに影響を与えるようなものにはならないと述べている。

グラハム・スタルウッドは次のように述べている。「騒音に関する報告書によれば、工事では振動絶縁装置が用いられる予定となっており、有害な振動の伝達は抑えられると見込まれています」

「また、提案されている振動絶縁装置によって骨組みを支えたり繋げたりする際の振動を抑えられることが見込まれているほか、空気伝播音を軽減できるデザインのものを使用することも約束されています」

「提案されている条件がすべて適用されれば、第一級指定建築物に指定されているタワー・ハウスにいかなる振動も響くことはないと言うことができるでしょう」

「計画案に記されているように、空調機が外部にいかなる影響も与えない装置の中に設置されるという基本条件を考えれば、隣接している第一級指定建築物の環境になんら影響はないはずです」

グラハム・スタルウッドは改修工事が承認された一方で、「工事中の振動の伝達や近隣の建物への騒音を十分に抑えられる装置が使用されない限りは」空気調整装置の設置工事を行わないことを強調している。

ジミー・ペイジは2013年からロビー・ウィリアムスと彼の自宅の改装工事をめぐって続いていた確執に今年ようやく終止符が打たれている。

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