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ザ・ストロークスやザ・ヴォイズでフロントマンを務めるジュリアン・カサブランカスはストリーミング・サービスについて「時間の無駄」だとして、ストリーミング・サービスが発達したことで音楽は「後退してしまった」と批判している。

ジュリアン・カサブランカスは新たなインタヴューの中で個人的にはスポティファイやアップル・ミュージックのようなストリーミング・サービスを使っていないことを明かして、それらについて「新たな門番」のような存在だと語っている。

「あいつらは単にみんなから不当に金を巻き上げているんだ」とジュリアン・カサブランカスは米『ビルボード』誌に語っている。「おかげでオンラインに居場所ができるのかもしれないけど、スポティファイから甘い蜜を吸わせてもらおうとするのは自分にとっては時間の無駄でしかないんだ」

ジュリアン・カサブランカスはラジオで音楽を聴くほうが好きだとして、ラジオでは「今もDJがクールなものを流している」と語っている。「スポティファイやアップル・ミュージックを聴いているような知り合いで、興味深いものを見つけられている人はいないと思う」と彼は続けている。「彼らにクールな曲を教えてよって訊いたところで1曲もないわけでね。ストリーミング・サービスを選ばなければいけないのだとしたら、厳密にはそうではないのかもしれないけど、僕としてはYouTubeの一択だね」

ジュリアン・カサブランカスは個人的にはストリーミング・サービスが好きではないとしながらも、人々が使いたくなる気持ちは理解できると語っている。「シンプルな方法で音楽を聴きたいのであれば、ひと月に10ドルで聴けるわけだからね。それは理解できる」と彼は語っている。「iTunesでなんか曲は買わないよね。それも分かるよ」

ジュリアン・カサブランカスは続けて、音楽をリッピングする時には「アップル製ではないデバイスに入れているよ。あいつらはもうMP3すら持たせてくれないんだからね」と語っている。「馬鹿げているよ」と彼は続けている。「すごく後退してしまったと思う。あらゆるテクノロジーにとって、今の音楽の一連のプロセスは愚かなまでに複雑になっていると思う」

一方、ザ・ストロークスは今夏にロンドンのオール・ポインツ・イーストやニューヨークのガヴァナーズ・ボール・フェスティバルを含むいくつかのフェスティバルに出演する予定となっている。ザ・ストロークスは昨年「グローバルなカムバック」を2019年に果たすことを発表していた。

ジュリアン・カサブランカスは2018年の1月に「Beats 1」のマット・ウィルキンソンの番組に出演した際、新作についてはザ・ストロークスと「常に話し合ってはいる」とした上で、2019年にリリースされる可能性を示唆している。ザ・ストロークスの現時点での最後のスタジオ ・アルバムは2013年にリリースした『カムダウン・マシーン』となっている。

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