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リンキン・パークのチェスター・ベニントンは3月20日に誕生日を迎えたことを受けて家族や友人らが彼の誕生日を祝福している。

リンキン・パークのチェスター・ベニントンは3月20日に43回目の誕生日を迎えている。チェスター・ベニントンは2017年7月に自殺で亡くなっている。チェスター・ベニントンの母親であるスーザン・ユバンクスは今回、ツイッターでファンや愛する人たちにチェスター・ベニントンの誕生日を「祝福して」くれるように呼びかけている。

「投稿してからだいぶ時間が経ったけれど、息子の誕生日を記念して、私が元気だっていうことと、息子のことをとても愛しく思っていることをみんなに伝えたいと思ったの!」と彼女はツイートしている。「みんなも元気だといいんだけど。みんなのことを愛しているわ! チェスターもきっと、私たちに誕生日を祝福してもらいたいと思っているはずよ!」

スーザン・ユバンクスは一緒に撮ったという写真を投稿して、次のように続けている。「素敵な息子と最後に会った時のものよ! 誕生日おめでとう。あなたは春一番に届いた最高の贈り物よ。愛しているわ、あなたがいなくて本当に寂しい!」

一方、チェスター・ベニントンが亡くなって以来、メンタルヘルスの問題の周知活動や、メンタルヘルスの問題を抱える人々を支援するプロジェクト「320チェンジズ・ディレクション」の立ち上げなどを行ってきた妻のタリンダ・ベニントンもまたツイッターで彼の誕生日を祝福している。

「誕生日おめでとう! あなたが生まれた瞬間から、世界はさらに輝かしい場所になった」とタリンダ・ベニントンはツイートしている。「あなたは私の世界に愛と子供たちを与えてくれたわ。返し切れないほどの恩を与えてくれたの。あなたが天国で踊っていることを祈っている。子供たちと私は今日、あなたが大好きだったことをして誕生日をお祝いしているわ」

リンキン・パークとマイク・シノダもチェスター・ベニントンの誕生日を祝福している。

「ハッピー・バースデイ、チェスター。ものすごく恋しいよ。リンキン・パークのファンは今日、チェスターを誇りに思うために何をする予定だい?」

タリンダ・ベニントンは昨年、チェスター・ベニントンの誕生日に際して、鬱に対してよりオープンで寛容的になるよう人々に呼びかけている。

「夫の死を無駄なものにはできません」とタリンダ・ベニントンは述べている。「彼の死は、精神的な問題やメンタルヘルスについての会話がよりオープンになされるようになるためのきっかけになりました。彼はその人生で、音楽や慈善活動を通じて数え切れない程の命を救ってきました。彼は亡くなってもなお、メンタルヘルスの文化に早急な変化を促すことによって、これからも多くの命を救い続けるのです」

「メンタルヘルスについての考え方をどう変化させていくかは、私たちの手にかかっています。誰しもがそれぞれのメンタルヘルスの問題を抱えているということを知り、助けを求めることは悪しきことであり、恥だという考えを終わらせるのです」

マイク・シノダは昨年の『NME』とのインタヴューでタリンダ・ベニントンと共通する考えを語っている。

「朝起きた時に、自分の身体の健康は確認するかもしれないけど、その時にメンタルヘルスの健康も確認して欲しいんだ」とマイク・シノダは語っている。「その時に、もしかするとこう思うかもしれない。『ああ、考えたこともなかったけど、自分に問いかけてみたら、すごく落ち込んでいることに気がついたよ。朝起きたらこういう気持ちになってしまっていたんだ。これが何か分からないけど、正体を突き止められるといいな』っていうね」

彼は次のように続けている。「そう思うことは、何の問題もないんだ。気がつくことが大切なんだよ。声に出すことで、気がつく助けになるんだ。恐ろしくて大変なことだと思うかもしれないけど、声に出すことで、恐ろしさや躊躇する気持ちを和らげてくれるんだよ」

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