Photo: GETTY

ザ・ローリング・ストーンズはニューオーリンズ・ジャズ&ヘリテージ・フェスティバルに出演して、“Time Is On My Side”を26年ぶりに披露している。

ザ・ローリング・ストーンズは現地時間5月2日にニューオーリンズ・ジャズ&ヘリテージ・フェスティバルに出演しており、『ハックニー・ダイアモンズ』をリリースして以来、初のフェスティバル出演となっている。

バンドは同作からの曲を披露したほか、“Let It Bleed”や“Whole Wide World”はツアー初披露となっており、“Time Is On My Side”が披露されたのは1998年の大阪ドーム公演以来となっている。ザ・ローリング・ストーンズはジェリー・ラゴヴォイが作曲した“Time Is On My Side”を50年前の1964年にリリースしており、同じくこの曲をカヴァーしたアーマ・トーマスと共に“Time Is On My Side”を演奏している。

「1964年というと随分前だけど、ラジオでこの驚くべきシンガーによる素晴らしい曲を聴いたんだ」とミック・ジャガーはアーマ・トーマスを紹介している。「僕らもそれをレコーディングして、アメリカで初のヒットになった。この曲を先にやった女性はニューオーリンズのソウル・クイーンなんだ。僕らと一緒にこの曲を歌ってもらうために、ぜひステージに迎えたい」

観客が撮影した映像はこちらから。

ザ・ローリング・ストーンズがニューオーリンズ・ジャズ&ヘリテージ・フェスティバルに出演するのは今回が初めてだったが、2019年に一度ブッキングされていたものの、ミック・ジャガーの心臓の手術で出演を見送っていた。2021年にもう一度ブッキングされたが、新型コロナウイルスで中止となっている。

“Let It Bleed”ではニューオーリンズ出身のザディコ・ミュージシャンであるドゥエイン・ドプシーも参加している。“Whole Wide World”はツアー初日で演奏されていた“Mess It Up”の代わりに『ハックニー・ダイアモンズ』から演奏されている。

この日のセットリストは以下の通り。

‘Start Me Up’
‘Get Off of My Cloud’
‘Out of Time’
‘Angry’
‘Let It Bleed’ (with Dwayne Dopsie, tour debut)
‘Time Is on My Side’ (with Irma Thomas, first performance since 1998)
‘Whole Wide World’ (tour debut)
‘Tumbling Dice’
‘You Can’t Always Get What You Want’
‘Little T&A’ (Keith Richards on lead vocals)
‘Sympathy for the Devil’
‘Honky Tonk Women’
‘Miss You’
‘Gimme Shelter’
‘Paint It Black’
‘Jumpin’ Jack Flash’
‘Sweet Sounds of Heaven’
‘(I Can’t Get No) Satisfaction’

ギタリストのロニー・ウッドは最新作のツアーについて昨年『NME』に次のように語っていた。「アルバム全編をやることもできるだろうけど、ミックとキースは『ロン、それはやり過ぎだ』と言うだろうね。俺たちはバックカタログを忘れることはない。“Paint It, Black”、“(I Can’t Get No) Satisfaction”はやらなきゃいけない曲だしね。そうなると、3曲から5曲くらいしか余裕がないかもね」

ドキュメンタリー『ザ・ビートルズ: Let It Be』をディズニープラスで見る 広告

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ