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ジャック・ホワイトはサーフ・ロックの先駆者として知られるディック・デイルが亡くなったことを受けて追悼の意を表している。

ディック・デイルは現地時間3月16日に81歳で亡くなっている。ディック・デイルは近年、腎不全や糖尿病といった健康的問題を抱えていることが明らかになっていた。

ディック・デイルの訃報を受けて、ジャック・ホワイトは自身のレーベルであるサードマン・レコーズを通じて彼に追悼の意を捧げている。

「素晴らしいギタリストであるディック・デイルが亡くなったことを聞き、とても悲しい気持ちです」とジャック・ホワイトは述べている。「リヴァーブがかかった彼の偉大なるギターのリックを習得しようとベッドルームで多くの時間を過ごしてきましたし、今でも機会を見つけては“Nitro”を弾いています。悲しいことに、僕は彼と会ったことがありませんでした。ピックが溶けてしまうような、何マイルも闊歩していく独自の奏法で、彼はギターに革新をもたらしました」

「16歳の頃、彼の演奏を観に1人でデトロイトからポンティアックまで行ったことを覚えています。上下が逆さまになった黄金に輝く彼のギターは、特別な場所に飾られるべきです。ディック・デイルはサーフ・ギターの王様でした」

本名をリチャード・アンソニー・モンスールというディック・デイルは1937年にボストンで生まれ、60年代に名曲“Miserlou”で名声を得ることになった。“Miserlou”はリリースから32年を経て、映画『パルプ・フィクション』のオープニングに起用されたほか、ブラック・アイド・ピーズは2006年発表の“Pump It”でサンプリングしている。

ブライアン・ウィルソンは訃報を受けて次のようにツイートしている。「ディック・デイルが亡くなったと聞いて残念だよ。ディックのギター・プレイは僕ら全員に大きな影響となったし、63年に発表した『サーフィンUSA』では“Miserlou”をカヴァーしているんだ。愛と慈悲をディックの遺族に送るよ」

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