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デヴィッド・ボウイの息子であるダンカン・ジョーンズはジョニー・フリンが主役を務めることが発表されたデヴィッド・ボウイの伝記映画について自身の承認を得ていないことを明かしている。

ジョニー・フリンは現地時間1月31日に、後のジギー・スターダストとしてのオルターエゴの形成に影響を与えることとなった、デヴィッド・ボウイが初めて訪れた1971年のアメリカを舞台にした伝記映画『スターダスト(原題)』でデヴィッド・ボウイ役を務めることが発表されている。

しかしながら、映画『月に囚われた男』で知られるダンカン・ジョーンズは今回、『スターダスト』についての家族の承認を得ていないとして、彼の音楽を使用する許可は出していないと主張している。

「確か、音楽を使う許可を出している伝記映画は『一つもない』と思うんだけど……僕の知る限りね」とダンカン・ジョーンズはツイートしている。

ダンカン・ジョーンズは次のように続けている。「この映画が作られることはないっていう意味じゃない。分からないというのが正直なところかな。現時点で父親の音楽がこの映画に入ることがないのは確かだよ。その状況が変わるとも思えない」

「彼の音楽が入っていなかったり、家族の承認を得ていない伝記映画が観たいという人たちにはうってつけだよ」

ダンカン・ジョーンズは自身が父親の伝記映画を作ってしまえば「個人的な主観が入り過ぎてしまう」としている一方で、著名なファンタジー作家のニール・ゲイマンが脚本を書き、映画『スパイダーマン: スパイダーバース』で知られるピーター・ラムジーが監督を務めるのであれば観てみたいと述べている。

「もしニール・ゲイマンが父親のキャラクターを使って何か書きたいって言ってきて、ピーター・ラムジーが彼のチームと共にそれをアニメーションにしたいって言ってきたら、僕がこちら側の全員に掛け合って、真剣に検討してくれるように伝えるよ」とダンカン・ジョーンズはツイートしている。

ダンカン・ジョーンズは昨年11月にツイッターで制作会社から伝記映画についてのミーティングに出席するよう促されていることを明かしていたものの、今回、現時点で彼がいかなる作品にも承認を出していないことが明らかになった形となっている。

『スターダスト』は今年の撮影開始が見込まれており、本作にはジョニー・フリンのほか、デヴィッド・ボウイのパブリシスト役として「GLOW: ゴージャス・レディ・オブ・レスリング」のマーク・マロンが、デヴィッド・ボウイの最初の妻であるアンジー役として「ゲーム・オブ・スローンズ」のジェナ・マローンが出演するという。

一方、デヴィッド・ボウイは先日、失われたと考えられていたジギー・スターダストとして初めてテレビ番組に出演した当時の映像が新たなドキュメンタリーで放送されることが明らかになっている。

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